シンゲンメディカル摘発の大ニュース、「がん消滅」うたうフコイダンもインチキ?アマゾン真っ青 | 2人に一人以上が患う大病!日本で唯一、がんの情報誌「月刊がんでも生きる」を発行するヒデさん日誌

2人に一人以上が患う大病!日本で唯一、がんの情報誌「月刊がんでも生きる」を発行するヒデさん日誌

日系報道機関、経済通信社トムソンロイターを経て情報会社営み
つぶやき中。英語と中国語はやや自信。がんや健康問題を15年以上、取材、出版物多数。海外、エビデンスを重視した最新情報満載の「月刊がんでも生きる」を発行中。ウォーキングなどがんの非薬物療法も探求。

 大きなニュースが飛び込んできた。

 本日昼のNHKニュースが、健康食品会社「シンゲンメディカル」の社長以下4人が大阪府警に逮捕されたと速報している。

 

 シンゲンメディカルはフコイダンという海藻から抽出した成分を製品化した「フコイダンエキス」が「がんに効果あり」とうたい、急成長していた会社だ。

 近年は、大学教授などを登場させ、「動物に実験」、さらに「ヒトにも実験」などと説明し、さも臨床試験を重ねた「科学的エビデンスあり」を一層強調して、販売を拡大させていた。

 ところが、厚生労働省関係者によれば、「承認申請、さらにその前段階の打診の動きも一切なかった」という。

 

 さも「医薬品」かのように、そして原価3000円前後のものを高額クラスだと5万円を超えるフコイダンエキスをがん患者に売りつけようとしていた動きに対して、当局としては「もはや、看過できず」ということだったのだろう。

 

 フコイダンについては、人気のがん闘病ブログのコメント欄にも、一般人を装って、「フコイダンが効くって知ってました?」などと書き込む動きが頻発し、コメント欄を閉鎖、または、「商用が多いので、承認制にしています」としているブログ主も少なくない。

 

 シンゲンメディカルの各種フコイダンエキスは、あのアマゾンもラインアップさせ、販売している。「販売責任」を問われても仕方ないだろう。

 はたして、フコイダンは本当に、「がんに効く」のか、それともインチキか…。

 

 製薬会社のシオノギが常識的な価格で販売しているので、どうしても試したいという方は…、ですね。

 

NHKの速報ニュース