今週水曜日(24日)、ラッパー、そしてヒップホップミュージシャンのECD(本名 石田義則)さんが死去した。57歳だった。
ECDさんは、一昨年9月、「進行性の大腸(結腸)がん、及び進行性の食道がん」を患っていることを発表。昨年2月、手術や化学療法の結果、「寛解(がん腫瘍がとりあえず消えた状態)」したと、ご自身のツイッターで明らかにされた。
当時、「奇跡的ながんからの生還」などと、ネットニュースで報じられていたが、その後、「再発」、さらには「転移」したということであろう。ECDさんの死因は、「大腸がん」なのか、「食道がん」なのか、明らかにされていないが、いずれにしても「がん」であることに変わりはない。
当初の発表から1年4か月、そして「寛解」を明らかにして、わずか1年足らずでの「死」。
医療の劇的な進歩で「がん」は、決して不治の病ではなく、「治る病」となりつつあるが、やはり、「若い人のがん」は進行が早く、恐ろしい疾患にとどまっているといわざるをえない。
若いうちから「禁煙」を含む、生活習慣の改善に努め、少しでも「がんのリスク」を遠ざけたいものです。
一昨年の安保法制の改悪に対するシールズの反対デモなどに加わり、「反戦」を強く訴えていたECDさんの思いが受け継がれることを切に祈っています。