学生の頃 | 未来も今も

未来も今も

RUN、病気、仕事、旅行。
いろいろな日々の出来事。

いまから20年以上前、私は短大生をやっていた。

携帯もインターネットもない時代。
パソコンは、NECの9801が出始めた頃。
情報処理の講義は、かんたんなBASICのプログラミングであった。
英文科にいた私は、英文タイプを学んだ。
ワープロは2行や3行しか表示しない機種であった時代である。

アパートは、6畳一間、ユニットバス。
エアコンなどはなく、夏は扇風機、冬は電熱のストーブとこたつでしのいだ。

地元出身の同級生たちは、車で構内に乗り入れることもあるなか、
他県からきた私は、ひたすら歩きか自転車、のちに原付バイクで短大に通った。

アパート近くには小さなスーパーがあり、なんとか自炊。
時々遠くのスーパーに買い物に行った。
夜の遊び代を残すために、昼ごはんは、160円の素うどんを食べることが多かった。

ちょうど、ディスコ(すみません、本当に年がばれます(汗))が流行り、
夜には独り暮らしをしている友人と繁華街に出かけた。
夜な夜な踊って、朝方までミスドで時間を過ごしたり、夜が明ける頃になってタクシーで
私の部屋にみんなで戻ってきて、雑寝をした。

あのころの写真はとてもたくさんある。
将来のことなど考えたりしてなかった。
それは、そんなに働くとか就職するとか、そういうことに対して情報が少なかったこともあったし、
女性のほとんどはコネなどで就職する時代だった。
だから、学校も就職活動を教えてくれるわけもなかった時代だった。
普通に就職して、当時付き合っていた男性と結婚するのかなあと思ったこともあった。
私が、一番先に結婚するだろうとみんな言っていた。


あれから、一緒に楽しい時期を過ごした友人たちは、
社会にでたことにより、状況も一変し、なかなかあえることも少なくなった。

そのうち、1人ずつ結婚していった。
そしてみんな立派なママになって、今、忙しいながらも、そして色々な問題も抱えながらも、
大切な家族を守り、日々を過ごしている。


彼女らが結婚して、新生活を過ごしている間、私は独身をつづけ自分のことだけを考えて
自由な生活をしてきた。


人の人生が80年ほどとするならば、もう半分を生きている。
人の生き方はさまざまであり、これからもいろんなことが起こるであろう。


今日会った友人達は、とても真剣に、まじめに生きている。
そして、そんな友人が私に居ることがとてもありがたいと思う。

子供のことや、家族のこと、世間のこと、私の病気のこと・・
話はつきず、あっという間にランチの時間はすぎ夕方になった。

それぞれの家に戻り、夕飯の準備をし、また明日を迎えるのだろう。

そして、みんな平等に時間が流れていることを実感し、
年をとったね~といいながら話をつづけた。

まだまだ私達は今も未来も大切に生きていくべきだなと感じた。
自分のためにも、家族のためにも。


楽しかったよ。
連絡くれてとても嬉しかった。


また、手術の報告や、退院したことを連絡すること、
治療がひと段落したら、ゆっくり会おうと約束した。