「褒めること」「褒められること」は仕事の糧 | 未来も今も

未来も今も

RUN、病気、仕事、旅行。
いろいろな日々の出来事。

なんとなく、シルバーウィークというのに仕事のことを考えてました。

実は私は「営業」が嫌いです。

といっても、最初の仕事は保険の外交員だったし、次の仕事も2年近くはパソコンの販売もしました。
今は、お客様や仕入先と電話で交渉したり、訪問客に商品を説明して料金の話から回収責任までついて回るのですから、「営業」をやってないわけではないと思うのです。
必要であれば、リストからかけ続ける電話営業もやるときがあります。

でも、「営業」を主として仕事をしている人には申し訳ないのですが、このお客様へ「売る」という仕事をどうしても好きにはなれません。

お客様は好きですし、お客様へ商品の説明もできる。
でも、「営業」は回収ができて初めて物を売ったことになります。これも営業から逃げたい気持ちにさせる原因のひとつでもあります。

多分、最初の保険の営業は、あまりに若すぎて(21歳)世の中がわからず、お客様と何を話せばいいのかわからなかったから長続きできませんでした。私から契約してくれた方には申し訳なかったと思います。

そして、決定的に好きでなくなった理由は
何度も足を運んでお客様に説明をして、初めてパソコンを販売できたときに、
上司に喜んで報告したら
「そう」
と言われた事。

たいして大きな金額ではなかったですが、当時は今と違いパソコンや周辺機器を含めると○百万ぐらいに
なった時代。

2台目を販売して値引きを要請されたときに、
上司に「ふーん、じゃあそうしておけば」
と言われた。

私の売ってきたものは、会社のもつ販売目標の数字からしたら大した金額でなかったからかもしれません。

よく、お客様に「ありがとう」と言ってもらえて嬉しいという営業マンの話を聞きますが、
私は、お客様にどんなにありがとうと言ってもらっても、
どうしても嬉しく思えませんでした。今も、逆に嬉しいというよりは、
問題なく物を納めれて良かったとほっとするだけです。
(顔では「ありがとうございました!」とにっこりしてますが)

そして、お客様にお金をいただくまでは
気が気でなりません。前の会社が回収にとても厳しかったせいもあります。
今の会社も回収には厳しいほうですので、少しでも遅れると、催促しようという期限を決めていますが、
それまでは心落ち着くことはありません。

そんな、こんなですが、
私は、営業をしていた時代に、褒めて欲しかったんだと思うんですね。
「よくやったね。次も頑張って売ってね」

私は、一緒に仕事をしている仲間の仕事に注意をすることは度々あります。

でも、私は経営者ではありませんが、ある程度の現場の責任を負っていますので

「上手だね」「うまく言えたじゃないの」「ばっちりよ」「ありがとう」

自分が言って欲しかった言葉を発するように心がけています。

当たり前かもしれません。

褒めることは必要だという書籍はたくさん出ています。

でも、褒めることが出来ない上司はいっぱいいると思うのです。

褒めてもらって、そして、やる気になって、そして、お客様に「ありがとう」と言ってもらえる。
経営者の方は褒めてもらうことはなくなってしまってるんですし、孤独だとも言われます。
経営者の方から見ると私は甘いとしか見えないんだろうとも思います。

でも・・・一社員である私は、いい仕事をしたときは私を褒めて欲しいし、
いい仕事をした仲間も褒めてあげたい。