走るライターの間庭です。
ゴールデンウィーク真っ只中ですが、
今回は、わたしが先日行った、奈良でのRUN旅をご紹介します!

春日神社や東大寺で鹿とたわむれるという楽しみもあり、
早朝の奈良市内をジョギングするのも目的の1つだった奈良滞在。



ちなみに奈良公園の芝は柔らかく、走ると気持ちがいいのですが、
これは鹿たちが日々、食べてくれるからだそう!
以前、婦人画報誌のランニング入門特集で、
谷川真理さんと撮影に訪れたことがあるのですが、
真理さんもその芝の柔らかさに驚いていました。

ゴルフ場のグリーンのように美しく短く刈られ走りやすいんです。
鹿たちよ、ありがとう!


さて今回は日本最古の道、「山の辺の道」を走って
万葉の時代に思いを寄せるというコースを設定。
半日がかりの遠足RUNです。

まずは奈良駅から一駅、奈良の京(みやこ)の果て、という意味の
「京終(きょうばて)」の駅までジョグし、
JR桜井万葉まほろば線で「桜井」駅まで向います。
そこから大神神社へ行き、万葉からある山の辺の道を進み、
奈良市内へと戻ってくるのです。
駅前から山の辺の道の表示がずっとあるので迷いませんし、
ウォーキング愛好者には人気のコースなので、多くの方とすれ違えました。

しばらく走ると日本最古の神社といわれる大神神社に到着。





稲作豊穣や厄除けのご利益があり、三輪山そのものがご神体。
登って参拝します。
お酒の神様でもあるそうなので、しっかりお参りしておかないと!?

また摂社の狭井神社は医薬の神様が祀られており、
くすりの道には数々の製薬会社から奉納された灯ろうが並んでいます。


そして、万病をいやすと言われているくすり水の井戸が! 

これは霊験あらたかそう! 

さてご神体の三輪山頂上までは1時間半ほどといわれましたが、
そこはランナーの意地。
すこしでも早くたどり着くぞ、とがしがし登りました。
(誰にも頼まれていないのに! )
ほかの参拝客に怪しまれながら! 

不整地な山道を早歩きするのもなかなかいいトレーニングでもあるんですよね。
ここの山道は、神域のため撮影禁止だったので残念ながら画像はないのですが、
標高467メートルの山頂にある奥津磐座の宮は、
独特な空気でまさにパワースポットという感じでした。
神様にたどりついた~という達成感が味わえますよ。
励まし合って進むから知らない人同士でもなんだか仲良くなれそう。
参拝するオノ・ヨーコさんとすれ違ったことがあるという方もいました。

こちらは、三輪山頂上からの景色です!


下山したときに飲んだくすり水のおいしかったこと! 
心も魂も元気になりました。

ランチはにゅうめんと柿の葉寿司に。
三輪そうめんの本場の名店「森正」は古民家を改造したようなお店で
奈良の郊外とは思えないほど(失礼!)スタイリッシュ。
だしを生かした味付けも上品でした。


外のテラス席で冷たいお素麺を食べるのもいいだろうなあ。
今度は夏にも来なくちゃ!

本当にここが道なの? とひいてしまうほどの民家の間をすり抜けて、
「山の辺の道」は続きます。



その間にも相撲発祥の地といわれれる相撲神社や額田女王歌碑があったり、
なんと古墳も! 
古墳の遺跡はいたるところにあり、その横で普通に農作業していたりします。
もうスケールが違いすぎる! 


天理駅まで行こうと思ったのですが、いろいろ寄り道しすぎて時間切れで、
2つ手前の柳本駅から電車で帰りました。
銭湯好きにはたまらない昔ながらのレトロな銭湯が奈良にはまだたくさんあるので
「京終」で下車し、1日かけたRUN旅のつかれを落として宿へ戻りました。




ちなみに今回、宿泊したCUBEは、
数年前にオープンした知る人ぞ知る隠れ家ホテル。
サイクリング&ランニングフレンドリーで部屋にも自転車を持ち込め、
自転車の整備所があるユニークなホテルで、
メンテナンスを受けながらのサイクリング旅が楽しめるんですよ。
もちろん、おすすめルートもいろいろと教えてもらえますよ。
これからの季節、走る・歩く・こぐ! というアクティブな旅にチャレンジするなら
おすすめの宿です。

魅力的な道がたくさんあるまほろば(すばらしい場所)の都・奈良は、
RUN旅に最適なディスティネーション。
連休後半に、また、これからの季節、気持ちのいい週末に訪れてはいかがですか?