「246キロを36時間以内で走るスパルタスロンを完走しました」
といってまず聞かれるのが、寝ないで走るの? という質問。
はい、寝ないで走ります。
なぜならわたしのような鈍足ランナーは寝ていたら制限時間が過ぎてしまうから。
常に制限時間とのにらめっこなのです。
逆にトップ選手も一分一秒が大事なため、不眠不休でゴールを目指します。
眠ることが許されるのがその中間の選手。
疲労で前に進めなくなっても1時間、いや10分眠ることで身体って劇的に回復するのです。
そのためあえて時間を決めてしっかり仮眠をとる人も多いとか。うらやましい!
そしてもう一つよく聞かれるのが「何を食べているの?」という質問。
エイドではギリシアらしくピラフやパスタ、スープが出ます。
塩味のクラッカーは美味しかったぁ!
そのほか日本人選手の私設エイドではおにぎりや冷たいおそうめんがふるまわれ、
元気になります。
前日に荷物を託せるのでカロリーメートやパワージェル、ドリンクなどの補給物とともに、
大福やチョコレート、カステラなどを置いておきます。
大きなエイドではカップラーメンを用意しお湯をもらって食べたりします。
梅しそのチューブを置いて走りながらちびちびなめたなんて人もいましたね。
しょっぱいものが食べたくなるので、
お味噌を溶かすだけのお味噌汁も大活躍しました。(そのままお味噌をなめるんです!)
そしてみなさんが興味をもつのが「一体、どんなトレーニングをするの?」という質問。
ものすごく過酷なトレーニングをするかとおもいきや、
スパルタスロン完走に向けてのトレーニングは自分を限界まで追い詰めるようなものではないんです。
1 ペース感覚を養う
2 食べ続けて胃を使う
3 長い時間、体を活動し続ける
この3点ですね。
長い距離を走るウルトラマラソンでは無理せずゴールまで走り続けるペースを刻むことが大事です。
ついつい早くゴールしたくて(=早く楽になりたくて)ペースが上がることがあります。
でもそうすると最後までパワーがもたない。
なのでがんばって早く走るのではなく、がんばってゆっくりゆっくり走り続ける我慢が必要なんです。
そのためにも夏はみんなでマラニックに行ってのんびりゆっくり走ったり、
ビギナーランナーのペーサーをしてゆっくりペースを身体で覚えるようにします。
24時間も以上を走るのだから、エネルギー補給も重要な課題。
実は食べながら走る、食べた後に同じようなペースで走るのって難しいんです。
だから本番でももりもり食べ続けられるように、
練習でも5キロおきにおなかがすいていなくてもしっかり固形物(=おにぎりやサンドイッチなどの食料)を
とって食べながら走り続けることに慣れるようにします。
疲れているときにはこんなものが美味しく感じるな、これなら食べられるな、
と試すいいチャンスでもあります。
そして長い時間動き続けること。これにスピードは必要ありません。
歩いたってOKなんです。ときにはスパルタスロンに向けてトレーニングしている仲間とともに
東京駅から小田原駅までの一人箱根駅伝をすることも…!
長い距離ですが景色が目まぐるしく変わり、「旅」気分をたっぷり味わえます。
小田原についたら温泉で乾杯! オトナの走る遠足、楽しいですよ。
走らずに歩き続けるトレーニングをすることもあります。
長い時間、身体を動かすスパルタスロンではどんな選手でも歩く時間帯があり、
そういうときにずるずる歩かず、無駄なくさっさと歩いた方がいい結果につながるからです。
山歩きを楽しんだり、しらみつぶしにお店をチェックして買い物をしたり、
身体を長い時間動かせるよう「がんばって遊ぶ」のです。
楽しめば楽しむほど強くなる、そんなトレーニングがスパルタへの近道なのです。
written by Noriko Maniwa
といってまず聞かれるのが、寝ないで走るの? という質問。
はい、寝ないで走ります。
なぜならわたしのような鈍足ランナーは寝ていたら制限時間が過ぎてしまうから。
常に制限時間とのにらめっこなのです。
逆にトップ選手も一分一秒が大事なため、不眠不休でゴールを目指します。
眠ることが許されるのがその中間の選手。
疲労で前に進めなくなっても1時間、いや10分眠ることで身体って劇的に回復するのです。
そのためあえて時間を決めてしっかり仮眠をとる人も多いとか。うらやましい!
そしてもう一つよく聞かれるのが「何を食べているの?」という質問。
エイドではギリシアらしくピラフやパスタ、スープが出ます。
塩味のクラッカーは美味しかったぁ!
そのほか日本人選手の私設エイドではおにぎりや冷たいおそうめんがふるまわれ、
元気になります。
前日に荷物を託せるのでカロリーメートやパワージェル、ドリンクなどの補給物とともに、
大福やチョコレート、カステラなどを置いておきます。
大きなエイドではカップラーメンを用意しお湯をもらって食べたりします。
梅しそのチューブを置いて走りながらちびちびなめたなんて人もいましたね。
しょっぱいものが食べたくなるので、
お味噌を溶かすだけのお味噌汁も大活躍しました。(そのままお味噌をなめるんです!)
そしてみなさんが興味をもつのが「一体、どんなトレーニングをするの?」という質問。
ものすごく過酷なトレーニングをするかとおもいきや、
スパルタスロン完走に向けてのトレーニングは自分を限界まで追い詰めるようなものではないんです。
1 ペース感覚を養う
2 食べ続けて胃を使う
3 長い時間、体を活動し続ける
この3点ですね。
長い距離を走るウルトラマラソンでは無理せずゴールまで走り続けるペースを刻むことが大事です。
ついつい早くゴールしたくて(=早く楽になりたくて)ペースが上がることがあります。
でもそうすると最後までパワーがもたない。
なのでがんばって早く走るのではなく、がんばってゆっくりゆっくり走り続ける我慢が必要なんです。
そのためにも夏はみんなでマラニックに行ってのんびりゆっくり走ったり、
ビギナーランナーのペーサーをしてゆっくりペースを身体で覚えるようにします。
24時間も以上を走るのだから、エネルギー補給も重要な課題。
実は食べながら走る、食べた後に同じようなペースで走るのって難しいんです。
だから本番でももりもり食べ続けられるように、
練習でも5キロおきにおなかがすいていなくてもしっかり固形物(=おにぎりやサンドイッチなどの食料)を
とって食べながら走り続けることに慣れるようにします。
疲れているときにはこんなものが美味しく感じるな、これなら食べられるな、
と試すいいチャンスでもあります。
そして長い時間動き続けること。これにスピードは必要ありません。
歩いたってOKなんです。ときにはスパルタスロンに向けてトレーニングしている仲間とともに
東京駅から小田原駅までの一人箱根駅伝をすることも…!
長い距離ですが景色が目まぐるしく変わり、「旅」気分をたっぷり味わえます。
小田原についたら温泉で乾杯! オトナの走る遠足、楽しいですよ。
走らずに歩き続けるトレーニングをすることもあります。
長い時間、身体を動かすスパルタスロンではどんな選手でも歩く時間帯があり、
そういうときにずるずる歩かず、無駄なくさっさと歩いた方がいい結果につながるからです。
山歩きを楽しんだり、しらみつぶしにお店をチェックして買い物をしたり、
身体を長い時間動かせるよう「がんばって遊ぶ」のです。
楽しめば楽しむほど強くなる、そんなトレーニングがスパルタへの近道なのです。
written by Noriko Maniwa