ああ、第6走者のウダがパワー全開で走ってきた、、、、、
はいっ!いま、タスキを受け取りました!第7走者の柴田玲です。

●まずはウダからの質問
「ハワイでオススメのランニングコース&グルメスポットを教えてください~♪」
 にお答えします。

旅行者の方だったらワイキキ滞在が多いと思うのですが、
ワイキキの表通り(カラカウア通り)を走るのは恥ずかしいと思ったら、
ワイキキより山側にあるアラワイ運河沿いがフラットでオススメ。
信号もないし、ダイヤモンドヘッドを眺めながら走れます。

でも一番はやっぱり、ホノルルマラソンのコースにもなっている、
カピオラニ公園からダイヤモンドヘッドの坂を上り、カハラへ抜けるコース。
坂を上りきって高台から海が見える瞬間はたまらないし(冬ならクジラが遠くに見えたりして)、
カハラの豪邸を「うわー」とか言いながら見て走るのも楽しいし、
夕方ならば水平線に沈む夕陽を眺めながら走れます。

オススメグルメスポットは多すぎるので、、、また今度(笑)!

ウダが書いていた「ハワイの地元のランイベント」という言葉に懐かしくなって、
自分のブログを手繰ってみました。
そしたら、こんな記述がありました。

『今日はまだ暗いうちに起き、7時20分からワイキキ近くのカピオラニ公園で行われている
ランニング・クリニックに参加。
ランニング大会「グレート・アロハ・ラン」にむけ、毎週日曜日に行われているものです。
参加してみよう、参加してみようと思いながら、
毎週、ベッドから起き上がることができず、、、今日が初参加。

そしてこんなマニアックなイベントに、友達も地元の人と一緒に走ってみたい!と参加。
6マイル(9.6キロ)の距離を、速度によっていくつかのチームに分けながら走るのだが、
「数分走って、数分歩く」をひたすら繰り返しながら6マイル進む、という練習。
前から3番目ぐらいのチームに加わったところ、
「1分走って、1分歩く」を続けるチームでした。それで6マイル!

距離が伸びていくにつれ、「今、脂肪が燃焼してます!!」という感覚。
カラダの芯からじわじわと汗がふきだしてきました。
終わってみると、心地よい疲労感でした。
ぜったいに自分ひとりだったら出来ないトレーニングでしたね。
でも、これって何に役立つトレーニングなんだろう?』

いやーーマニアックな練習会でした(笑)。
では、本題に・・・。


●本業は具体的にどんなことをしていますか?

フリーアナウンサー。主にラジオ番組やANA機内番組のパーソナリティー、イベントの司会などをやっています。
95年から06年までTOKYO FMの局アナ(番組パーソナリティー、報道、番組制作、
オリンピックやサッカー等のスポーツ取材などに携わる)、
06年から08年までハワイ単身赴任(ハワイ・ホノルルから日本各地のFM局へ
情報番組を届けていた)、、、そして現在に至る。


●走り始めたきっかけは?

きっかけは、上記のハワイ生活です。
仕事柄、「ホノルルに住んでいながら出場しないわけないでしょう~!」という
周りからのプレッシャーのもと、練習もなしにお祭り気分で06年のホノルルマラソンに参加。
それまで体験したことのない雰囲気に感動&それまで体験したことのない
自分の体のボロボロさに驚愕!
翌年のホノルルマラソンではちゃんと走ってみたいな、
という気持ちから、走り始めました。


●走り続ける理由は?

正直、“ハワイに住んでいたから”走っていた、、、という感じです。
家を出たらすぐに公園やビーチがあり、走れる環境が整っていたということ、
ランニングという習慣がハワイの人々の中に定着していたこと、
ランニング練習会(それも無料!)や様々な距離の大会が毎週のようにハワイ各地で行われており、
気軽にエントリーできたこと、が大きな要因でした。
練習ギライなので(笑)、次々と大会にエントリーしては走る、を繰り返してました。
自分の足で各地の町を走ることで、ハワイの地理や町のことをよく知れたし、
地元の人との交流があったり、、、と、
一人で海外生活をしていた自分にとっては、
走ることでハワイと自分との距離が近くなるのが嬉しかった。

あと、付け加えるならば、、、
ハワイ生活でついてしまった贅肉を落とすために走ってました(笑)。

東京に戻った今は、走るモチベーションを保つのがなかなか難しく、、、
ランガールをきっかけに走る習慣を取り戻したい!と密かに考えています。


●これまで出たマラソン大会でいちばん印象的だったのは?またその理由は?

今まで12大会(ハワイ10、日本2)出ていますが、全部よく覚えてるなー。
カピオラニ公園をぐるぐるまわるだけの(ツライ)5kmの大会とか、
25kmなのに途中一つも距離の表示が無い(ツライ)カイルアの大会とか
ハーフなのにスタートラインがひいてなくて、拡声器で「よーいどん!」と
怒鳴られて始まった大会とか(トマドイ)、、、、、ローカルなものばっかり(笑)。

その中でも、ハワイの地元の人が一番多く出場する
「グレート・アロハ・ラン」は旅行者にもオススメです。
アロハタワーからアロハスタジアムまでの約8マイル(13キロほど)を走るチャリティーラン。
途中ずっとフリーウェイを走るのはツライですが、アロハスタジアムのゴールゲートに飛び込むのは
プロっぽい気分でなかなか快感ですよん。


ホノルルマラソンの半年前、距離もちょうど半分を走る(フリーウェイの手前で折り返す)
「ハイビスカスハーフマラソン」に出たときのこと。

ゴールまであと3マイル(5キロぐらい)というとき、足をとめてしまいました。
走り始めて1時間40分、、、朝5時から始まってるのに、もうアツさを感じ始めるころ。
もういいや、今日はダメ。歩いて帰ろう、なんて気持ちで歩きかけたとき、
誰かがワタシの背中を押したのです。
ふと振り向けば、ご高齢とおぼしき男性。
「どうした、君はどう見たってまだ70歳じゃないだろう。
僕はもう70歳をこえてるけどこうして頑張って歩いている。だから若い君は走れるはずだよ。
ここから先は僕が後ろから見張ってるから、先を行きなさい!ゴールで会おう!」
そして、ぽーんと背中を押したのです。

・・・ああ、ワタシは足が痛いのよ。もうほんとに走れないのよ・・・って泣きそうだったけど、
その言葉にも泣きそうになって、そこまで言われたら、走らないわけにいかない。
ぜったいこの人より遅くゴールできない、と思って、そこからは気力でひたすら走りました。
そこからの5キロ。 時間はかかったけど足を動かし続けて、カピオラニ公園でゴール!
そして、おじいさんがゴールする姿を待ち続け、、、
「私、ゴールしたよ!あなたもゴールしたね!」と言って喜び合ったときのことを忘れません。

誰に頼まれているわけでもなく、何の義務もなく、自分が好きで走っているだけなのに、
その姿を、見知らぬ誰かが応援してくれる、っていうことに、本当に感動してしまって。
そういう人との触れ合いがあるから、マラソン大会がやめられなくなりました。


●ベストタイム

ハーフ 2時間8分
フル  4時間18分 (どんな距離も同じペースで走り続けている?!)


●ふだんのお気に入りのランニングコース

もっぱら家の近くの住宅街を。
信号を避けて走れるコースを自分で編み出して(笑)います。
家から一番近い大きい公園なので駒沢公園のランニングコースも利用してます。


●お気に入りのランニングアイテム

特別なものはないですが、音楽に身を委ねてカラダを動かすのが気持ちいいので、
音楽を聴けるi-podや携帯は欠かせません。


●走る人におすすめしたい本や音楽、映画

もう何度も名前が出ているけど、金哲彦さんの『ランニング・メソッド』。
走ることに関して、”読む“なんて思いもよらなかったけど、
「走ることは“疲れて”も、“つらい”ことではない」ということをこの本に教えてもらったから。


●今後出てみたい大会があれば

自分の生まれ育った街として、やっぱり東京マラソン。
あとは、NYやロンドンなどの大都市マラソン。
普段は人が走れないような都市の中を走れる快感を味わってみたい。


●走り始める人へのアドバイスがあれば

とあるランニングコーチに、
「ゴルフだったら打ちっぱなし、野球はキャッチボールとかから始めるのに、
なぜ走るのだけいきなり走るんですか?」と言われたことがあって、はっ!と思いました。
短い距離から走る、、、ではなく、まずは歩くことや、正しい姿勢から、が大事なのかも。
(なーんて、練習ギライの私が言うなって感じ??)


●ランガールに参加した理由

上に書いた理由が一つ。
あとは、「何か新しいことを立ち上げる」という動きに心がざわざわしたので!
そして、ウダ(宇田川さん)の熱意に座布団3枚!


●ランガールとしての野望があれば

笑顔の輪を広げたい。それだけです!


●参考URL
ブログ http://shibarei.cocolog-nifty.com/blog/


●最後にひとこと

運動神経は決してよくないので、いつも精神力で走ってます(笑)。


●次に登場する東谷さんについて一言

トーヤとは、会社の先輩・後輩だった時代から数えて10年の付き合いですが、
一緒に番組を作っていたので、数え切れない思い出・苦楽を共にした戦友的存在の一人です。
積極的なのか人見知りなのか、大胆なのか繊細なのか、わがままなのか引っ込み思案なのか、
無頓着なのかこだわりの人なのか、、、、そのどちらの顔もあるのが面白いところ。
でも、付き合いが長くなった今、私はこう定義づけています。
「お育ちの良い、肉食系女子」!
この美しい顔立ちに反して?!、驚異の基礎代謝量中学生女子レベル!という体力は、
すごいです。何事もガッツでやり遂げます。

ちなみに、この彫刻のような美しい顔につき、怒ったときはこわいよ(笑)!
私は先輩だったから、それを見て「あ、怒ってる怒ってる」って笑ってました。
トーヤさん、私はあなたの笑った顔が好きです。

●東谷さんに質問をひとつどうぞ。
忙しいのに、肌がとってもきれい。何か気をつけてますか?

あと、象のコレクションは何個あるんですか?