【ラジオNIKKEI賞】トモダチ | 魂剣石をも切る

魂剣石をも切る

世に灯篭切りといふ。江戸時代剣聖とうたわれし一文字流神泉正宗が家康に請われ一度だけ御前にて石灯篭を一刀両断。以来三百余年剣道界に於いて幻の業とされこれを極めたるものなし。不可能を可能とする意の“魂剣石をも切る”といふことわざはこれをいふなり。

2024年6月30日 ラジオNIKKEI賞

 

 

 

記憶に残るラジオNIKKEI賞のひとつに

「トモダチ」でケツメイシが

初のオリコントップ10入りした年

2002年6月30日

 

 

「何というかことだー!」と

勝ち馬に失礼な実況とともに

連闘で挑んできた8番人気の伏兵

 

その鞍上には

ミスターピンクの異名を誇る

地方の名手

内田利雄騎手

 

 

1000m通過58.2秒の速いペース

後ろがやや有利と思われたが

3角過ぎで

ポジションを上げる馬についていけない

4角デハ14番手

 

そこで鞍上の内田騎手の

頭によぎったのは

前走で手綱を握った丸山侯彦騎手の

「直線で間に合わないと思っても間に合うから」

その言葉だった

 

そして固まった馬群を差し切った

 

 

そもそも

内田騎手に騎乗が決まったのは

丸山騎手が代わりにと

南田調教師に紹介したのが縁

 

JRAで闘う北関東の雄二人の勝利だった

 

 

ちなみに丸山侯彦騎手は

丸山元気騎手の父である

 



2024年のラジオNIKKEI賞は 

ログラール


未勝利勝ちの時が小倉1800mで

ハイペースを徐々にポジションを上げ

いかにも持続力を活かした競馬

今回はスローにはならなさそうで

ここ2走とは違う走りができそう