【皐月賞】そして伝説へ… | 魂剣石をも切る

魂剣石をも切る

世に灯篭切りといふ。江戸時代剣聖とうたわれし一文字流神泉正宗が家康に請われ一度だけ御前にて石灯篭を一刀両断。以来三百余年剣道界に於いて幻の業とされこれを極めたるものなし。不可能を可能とする意の“魂剣石をも切る”といふことわざはこれをいふなり。

2024年4月14日 皐月賞




記憶に残る皐月賞のひとつに

社会現象にもなったドラクエIIIが発売された年

1988年4月17日




この年の皐月賞は中山競馬場改修で

東京開催

東京開催の皐月賞と言えば

キタノカチドキ、トウショウボーイと

名馬が生まれる



その皐月賞の1番人気は

モガミナイン



しかしモガミナインは

スタート後最後方近くに一気に下がる

向正面から一気に押し上げるも6着まで



勝ったのは

ヤエノムテキ

デビューから51日目でのG1勝利は

2歳G1を除くと最短

芝初勝利が皐月賞という結果に



古馬になり天皇賞をかつ名馬だが

前走毎日杯では4着に敗れて

抽選による出走だった


皐月賞を2着に追い込んだ

ディクターランド

この馬も毎日杯では7着に敗れており

オグリキャップの伝説への

序章のエピソードのひとつになった




モガミナインの不可解な失速は

不利があったもので

グレード制導入後唯一の

G1で2頭の失格を出した



その2頭

メイブレーブ、マイネルフリッセに

騎乗していた騎手はベテラン騎手から

「いくら乗れると言っても新人」

「マスコミが持ち上げすぎるから

 技術が追いつかずこうなる」と

詰め寄られるシーンがあった



しかしその2頭の鞍上は

横山典弘騎手と武豊騎手

今のレジェンド


こういう苦労が

そして伝説へ繋がるのだろう



2024年の皐月賞は

アーバンシック



少頭数しか経験ないが

前走外は出せず馬群を割ったことが活きる

ハイペースになれば

決め手のある馬が差せる展開に