何気ない一言の重み | 魂剣石をも切る

魂剣石をも切る

世に灯篭切りといふ。江戸時代剣聖とうたわれし一文字流神泉正宗が家康に請われ一度だけ御前にて石灯篭を一刀両断。以来三百余年剣道界に於いて幻の業とされこれを極めたるものなし。不可能を可能とする意の“魂剣石をも切る”といふことわざはこれをいふなり。

今年のドバイワールドカップデー



善戦するも

日本勢はフォーエバーヤングの

UAEダービーの1勝のみ






その中のひとつ

ドバイターフ


ナミュール、ダノンベルーガが2,3着

ドウデュースはなんとなくチグハグな競馬

キャットニップに騎乗した

ルメール騎手が負傷


と良いことも悪いことも

話題になったレース





そこに出走していた一頭

マテンロウスカイ

15着


14着ルクセンブルクから

50馬身以上離されたシンガリ負け


海外輸送で馬体が減り

体調は良くなかった模様



鞍上の横山典弘騎手は

1997年以来の参戦だったが

「無事に終われて良かったです」と


1997年の騎乗馬は

ホクトベガ



「自分の生命と引き換えに僕を守ってくれた」

そう語っていたことを思い出すと




「無事に終われて良かったです」

の一言に重みがあると…

そう感じるのは自分だけではないはず