【愛知杯】千と千尋の神隠し | 魂剣石をも切る

魂剣石をも切る

世に灯篭切りといふ。江戸時代剣聖とうたわれし一文字流神泉正宗が家康に請われ一度だけ御前にて石灯篭を一刀両断。以来三百余年剣道界に於いて幻の業とされこれを極めたるものなし。不可能を可能とする意の“魂剣石をも切る”といふことわざはこれをいふなり。

2024年1月13日 愛知杯



記憶に残る愛知杯のひとつに

日本歴代興業収入1位を記録し

ベルリン国際映画祭で金熊賞に輝いた

「千と千尋の神隠し」が公開された年

2001年6月2日



レースは

母系にタイテエムがいるミホシンザン産駒

グランドシンザンが制した



今や牝馬限定戦の愛知杯だが

当時は◯父

父内国産馬限定戦

それらしい血統である





名前を奪われ“千”となり

様々な出来事に懸命に立ち向かい成長し

内なる生きる力を見つける映画がヒットした日


何かを奪われ“騸”となり

種牡馬になれない運命に立ち向かい成長し

重賞ウイナーとなった

グランドシンザン


愛知杯の出走条件が変わらない限り

愛知杯史上唯一

騸馬のウイナーである



2023年の愛知杯は

エリカヴィータ


前走は混合戦で

先着された牝馬コスタボニータとは

斤量1kg差あっが今回は斤量減で同斤量

フローラSの勝ち馬で距離は問題ない

東京でしか勝ち鞍ないが

小倉は初で偶数馬番なら