【東京大賞典】天の声 | 魂剣石をも切る

魂剣石をも切る

世に灯篭切りといふ。江戸時代剣聖とうたわれし一文字流神泉正宗が家康に請われ一度だけ御前にて石灯篭を一刀両断。以来三百余年剣道界に於いて幻の業とされこれを極めたるものなし。不可能を可能とする意の“魂剣石をも切る”といふことわざはこれをいふなり。

2023年12月29日 東京大賞典



記憶に残る東京大賞典のひとつに

ゼネコン汚職で隠語として使われ

本来と用途と違うとして

「天の声」が流行語部門銅賞になった年

1993年12月29日



5歳牝馬のホワイトシルバーが

脚元に不安がある中で勝利し

史上5頭目の牝馬のグランプリホースとなった


ひとマクりの鮮やかな勝ち方だったが

これはJRAに挑戦したオールカマーで

「今までの乗り方で良いのかと考えるようになってね」

と後日に鞍上 荒山勝徳騎手と語っているように

シンガリ負けしたが

得るものがあった挑戦だったことを物語っている


そのきっかけが

オールカマーの隣の枠の

岡部幸雄騎手の騎乗だった

3角で「ぼちぼち行こうか」と

岡部幸雄騎手の天の声がなければ

この勝利はなかったのかもしれない


2023年の東京大賞典は

キングズソード


同コースの前走でG1勝ち

3番手追走から最速上がりだった

最内だが好位につければ問題ないだろう

大井のJBCの勝ち馬は過去に

ヴァーミリアン、スマートファルコンが

勝利をおさめている