《追悼》スティンガー | 魂剣石をも切る

魂剣石をも切る

世に灯篭切りといふ。江戸時代剣聖とうたわれし一文字流神泉正宗が家康に請われ一度だけ御前にて石灯篭を一刀両断。以来三百余年剣道界に於いて幻の業とされこれを極めたるものなし。不可能を可能とする意の“魂剣石をも切る”といふことわざはこれをいふなり。

2023年9月21日

スティンガーの訃報

27歳



新馬戦と赤松賞を連勝し

連闘で向かった

阪神3歳牝馬Sを制した

デビューから1ヶ月足らずでG1馬

この話は有名だが


その後のローテも印象に残っている

今では普通に見られる

本番直行ローテ

当時は珍しく

桜花賞へ向かったのは驚き


しかも

そこで大敗すると

昭和〜平成初期では見られる

桜花賞の後にオークストライアルへ

その4歳牝馬特別は勝利


オークスは4着に敗れた



そこからまた驚きのローテ


秋華賞には向かわず

毎日王冠から天皇賞・秋へ


これは今も昔も見られない選択

共に4着と善戦する


その後の短距離路線での活躍も凄かったが



この現2〜3歳のローテは

インパクト大だった



ご冥福をお祈りいたします