先日抽選で当たった貸切公演
行ってきたよ〜
再演ものなので思い入れのある作品
しかもSS席のすぐ後ろというくじ運のよさ
お供は宝塚お初の我が子
ちなみに宝塚どころか舞台に全く興味ナシ
終わるまで一言も発すな！
頭は微動だにするな！
と宝塚マナーをひと通り教え
さてさて終演まで耐えられるかしら
と心配しながらも
始まるとすぐに歌劇ワールドに入り込んでしまう母ちゃん
もうね
サイコーだった
曲がまず素晴らしい
琴線に触れる美しいメロディ
好きだよ〜
ストーリーは
スペインの内戦を描いたもので
結構重々しい！
たぶんだけど演じる方も観る方も
今この瞬間にも戦っている人たちがいる現実に心中複雑だよね。
上演決定した頃にはまさか本当に戦争が起こるなんて誰も想像すらしなかっただろうな。
初演時から舞台装置の技術がすっかり進化していて
CGを駆使したりして現代的になっていたなあ
海を映すなんてビックリよ〜
ミュージカルらしく
ふんだんにダンスナンバーを散りばめ
キュンとさせる恋愛物語を美しいメロディとともに綴っていく仕上がりがなんとも宝塚ぽくていいんだよなあ
この作品は一本物なので最後にフィナーレがあるんだけど
ここもやはり劇中の曲がアレンジされて使われているため
生徒さんもその役として踊っているし
観る方もお芝居の余韻に浸りながらも
最後の大階段が出てくる頃には
その華やかさから
お芝居で泣きはらした顔の涙もすっかり乾くというお決まりのパターン
一般の商業演劇だと
お芝居が終わり最後にご挨拶するときには
素の俳優さん、その人に戻っているけれど
宝塚は最後の最後の幕が下りるまで舞台人になりきっている所がまたいいんだよね
あ、フィナーレのとき
母ちゃんに散々言われ大人しく観ていた我が子が急に驚いたように肩を叩く
なんじゃい
現実に戻すなよ
と我が子の指差す天井を見上げると
そこにはキラキラと光を放つ球体
ミラーボール平成生まれには珍しいのかもしれないね
昭和生まれはディスコやクラブで
普通に目にしていたし
なんならカラオケスナックで上司にチークダンスを強要され
しゃーなく踊っていたときにもミラーボールは煌めいていたはず
今思うとなんていう時代なんだ〜
て、ミラーボールからすっかり話がそれてしまったけど
無事観劇が終わり
さあてスペインバルにでも行って
ピンチョスをツマミにサングリアでも楽しもうかしらあ
という母の願いは叶わず
ギョーザ！ギョーザが食べたいっ！
と我が子のリクエストに従い
ネイティブな中国語が飛び交う本格的な餃子屋さんに飛び込みで入ってみた
（ヨインニヒタレナイヨ）
）ギョーザを頬張りながら我が子に感想を聞いてみたところ
「戦争が始まるって言ってるのにのんびり歌ったり踊ったりしてて心配になった！」
だそうだ
現実主義の我が子はミュージカルを理解するには時間がかかりそう
これは2階席後方からの写真
せっかくだから開場と同時に入場し社会科見学！
劇場自体は大きいからね〜
楽しかったみたいでよかった
そして母ちゃんは
観劇後一週間くらいの間
あのひと〜のど〜こが〜🎵わたしよ〜りい〜いの〜🎵と
真剣にミュージカルナンバーを歌いまくり家族に迷惑を掛ける
観劇後遺症はいつものことです