金沢は今ホテルの建設ラッシュです。
今年の10月の時点で客室数が千葉市を抜きました。
北陸新幹線が金沢延伸されてから、
関東からのお客さんが増え、
東茶屋街などの観光地は人で溢れています。
その事は数字でも現れており、
富山駅と比較したら、金沢駅は群を抜いて利用者が多い駅となっています。

一つ疑問に思いませんか?
関東からのお客さんが増えたとは言え、
なぜ未だに金沢のホテル建設ラッシュが止まらないのか? 実際のところ金沢のホテルの客室数は全く足りておりません。
一見するとこれからはホテルの潰し合いがおき廃墟が増えるのではと思いがちです。
ホテルの経営者目線から見ると勝ち目がないところに投資するとは思えません。
ではなぜでしょうか?
実は新幹線とは全く関係ないところからお客さんを吸い取っています。
実は温泉街から金沢はお客さんを吸い取っているんです。
石川県には沢山温泉があります。
山代温泉、片山津温泉、山中温泉、粟津温泉、和倉温泉などあります。
新幹線ができる前までは、関東のお客さんは飛行機で来るため金沢には寄らず温泉街に宿泊していました。
ところが、新幹線が開業してから、金沢が旅行の目的地となり、温泉街に立ち寄らなくなりました。その結果温泉街は寂れて行きました。
実際、加賀温泉郷にはまだ新幹線は通っておりません。2022年に通ります。この流れは仮に新幹線が敦賀まで延伸したら、更に大きな流れになります。何故なら、加賀温泉郷のみならず、芦原温泉、福井の人も金沢に吸い取られるからです。実際に温泉街や温泉旅館は現在危機感を持っています。実は新幹線開業後もう一つ問題点があります。それは観光客のみならず労働者が金沢へ多く流出することです。現在、金沢から加賀温泉駅は特急で30分です。これが新幹線開業後は約10分です。もう、通勤圏を超えて生活圏になります。


現在、山陰や四国が新幹線を誘致していますが、
残念ながら、第2の金沢になる事は不可能です。
金沢には伝統工芸、古い街並みなど観光資源は豊富にあります。実際に金沢城は徐々に再建されています。(私事なんですが、一度金沢を観光客目線で観光した事があるんですが、正直金沢いいところだと思いました。)金沢と比較しても山陰や四国に観光資源があるとは言えません。