経営学は他の学問分野から独立して発展してきたのではなく、経済学を中心として、法律、心理、社会、工学・数学などの隣接学問を包含しながら現在に至っています。


人間関係論や行動科学は心理学と密接に関連しています。


科学としての心理学のスタートでは、心は「意識」だと考えられてきました。


自分の意識を深く分析し、どんな感覚や記憶などから成り立っているのかを深く考え、分析しました。


心とは、意識であり、意識とは、様々な感覚要素の集まりだと考えたのです。


この最初の科学的心理学の考え方に、異論、反論が生まれ、多様な心理学理論が生まれてきました。
 
私たちは、心の中を見ることはできません。
あの人は優しい心を持っているといっても、
そのこころを見たわけではありません。


優しい言葉を使っているのを見て、
優しい態度をとっているのを見て、
優しい行動をとっているのを見て、


優しい人だと判断しているのです。


だから、直接観察することのできない心を研究・分析するよりも、
外に表れている行動を研究するべきだという考えが生まれました。


更に、心は意識ではなく無意識の中にあるのです。


人間のこころの中で意識できる部分は、ほんの少しで、
意識できない部分が多いのだという考え方です。


この無意識の働きで、普段の行動も左右されたり、
こころの病気になったりするというわけです。


行動科学のモチベーション理論は、心、人の動機に着目しています。


あなたの無意識の中にある動因(⇒欲求⇒行動)に刺激を与えることで、
結果として行動に表れています。