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その胸からこぼれ落ちた夢さえ
神様は愛おしげに掬い上げ
無限に広がる時の中で大切に抱き続ける
見えていないだけで
それはいつだって
世界にさりげなく点在していて
そのままの形をしていたり
時には君に合わせて
形を変えたりしながら
常に視界の片隅にいて
君が再び見つけてくれる日を
今か今かと待っている
もう無理だと諦めたところで
それを失うことにはならないよ
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stand.fmさんで詩の朗読をはじめました
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