死にたいわけじゃないけれど


死ななきゃ終わらない気がした


こんなに辛い出来事ばかり
 

受け止めきれないことばかり
 

心も体も壊れてしまうような
 

そんなことばかり


偶然にしては多すぎで
 

絶望の中にやっと希望を見出した
 

そんな絶妙なタイミングで
 

いつもいつも
 

私の目の前に立ちはだかる


その度に思ったんだ
 

あぁ私は呪われているのだと
 

前世でよほどの大罪を犯したのだと
 

今生きているこの人生は
 

罰を受けるためのものなのだと


いい年した大人が
 

本気でそう思うぐらいには
 

酷い人生だった
 

回避する術さえ持たせてもらえずに
 

生まれてきてしまった


だから私は
 

自分で自分を罰した
 

血まみれになりながらホッとした
 

これで少しは
 

辛い出来事も減るんじゃないかって
 

少しくらい
 

赦してもらえるんじゃないかって


けれど
 

何ひとつ変わらなかった


ただ
 

血まみれになった私が
 

また砂利だらけの地面に
 

叩きつけられるだけだった


いつだって
 

神様は微笑みかける
 

こちらに刃先を向けながら


そんなふうに私は
 

“本当はどこにも存在しない”
 

呪いをかけ続けていった

 

 

 

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