ブログネタ:泣くメリットを語ろう
参加中
泣くのも色々だが
いい映画を観て泣くのは最高。
そんな映画がこちら。
映画「愛を読むひと」
1958年のドイツ。
当然、東西の間にはまだ分厚い壁が。
「文盲」という言葉の意味を、
現代の若い日本人がどれだけ知っているだろうか。
しかし、当時のドイツ、いや世界中に
文盲の人が多くいた、というのは想像に難くない。
具合が悪くなった所を路面電車の車掌ハンナに助けられた15歳のマイケル。
ふたりは21歳もの歳の差…
と書き、はたと思う。
私、今当時のハンナと同じ歳…
そう思うとハンナはとても大胆だ。
15歳の少年と関係を持つのだから…
情事の前に本を読んで、というハンナに素直に従うマイケル。
ハンナは決して自分では本を手に取らず
マイケルの読む本の世界に没頭する。
しかしある日ハンナは突然姿を消す…
ストーリーはこちら
↓↓↓
http://www.eigaseikatu.com/title/25157/
ひと夏の甘美なラブストーリーと
戦争責任という重いテーマを
慎重に伏線を張りながら
美しくまとめた、といってもいい。
ケイトの身体は
お世辞にも女優として美しい、とは言えないが
それがリアルであり、
笑い皺さえも美しく思える。
頑ななドイツの独り身36歳女性が
感情豊かに しかしコンプレックスに翻弄されながら
不器用に生きる様を演じ オスカー賞を獲ったのも納得。
無期懲役を解かれる頃のハンナも
メイクのテクニックはいまいちだったが
そのまなざし、ふるまいは老女そのものだった。
願わくば、声がちょっとまだ若かったかな(笑)
そして老女になっても、マイケルと対面した時は
「あの頃」に一瞬戻る姿が切ない。
マイケルを演じたデイビット・クロスは
15歳の頃の青々しさと
23歳の青年を上手に演じ分けていた。
が、ちょっと物足りなかった感は否めない。
なんというか…リアルさがちょっとまだまだ出せていなかった、かな。
ブルーノ・ガンツの渋い演技が最高。
ハンナの結末は、「女」として正しかったというか
とても理解できる。
いつまでも、あの頃の思い出を大事にしたい、してほしい。
恐らくマイケルが考えていた「これからの生活」と
現実は 悲しくかけ離れて行く一方だっただろう。
戦争からは何も生みだされない。
何もかも、奪うばかりだ。