日本の中流家庭の象徴③

前回の続き







前回の話で、みなさんに








『現在の東京都内で家を買おうとするからだよ』






と言われそうなので、あえてこのサザエさん一家を実現させるために、仮に地方であったならばという設定に変えてみると、







地域によっては、そんなにお金持ちではなくても実現できるかもしれない






でも誰しもが実現できるわけではない。

例えば、札幌の郊外でこのクラスの家を買うと







2,500～3,000万円







はする。

自己資金0で、住宅ローンを組むにしても、年収の6倍がMAXであるとしたら








年収420～500万円







はないと、住宅ローンも組めないだろう。

サラリーマンの平均年収は400万円ちょっと（H21年度全国平均）である。

公務員とかは可能かもしれないが、中小企業で働くサラリーマンは現実的に難しいのではないだろうか？

そう考えると





『何となく就職し』

『何となく30歳近くに結婚し』

『何となく子どもを2,3人産み』

『何となく30後半あたりでマイホームを購入』

『何となく子どもたちを大学までいかせ』

『何となく定年まで勤めあげる』

『老後は、孫たちに囲まれながら、ほのぼのと年金で暮らす』




このいっけん”平凡”に見える人生は、





実は”簡単には手に入らない人生”ではなかろうか？






こう考えるとサザエさん一家は、現代社会において中流家庭でもないし、平凡な家庭でもないのである。






おいらは、こう言って塾の生徒や父兄たちに”職業選択の幅を広げるための勉強の必要性”をセミナーで話をしていた。








『現代社会において何となく人生を過ごしていたら、平凡な生活でさえ手に入らない』







おわり







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日本の中流家庭の象徴②

前回の続き








サザエさん一家のプロフィールは以下である。




●波平の祖先は武士（地元は福岡）
●サザエは福岡で生まれる（その後、サザエさん一家は東京へ引越す）
●波平は銀座の晴海通りにある会社の事務職で平社員（当初は局長という設定だったが、いつの間にか平に降格）
●サザエさん一家の最寄り駅は東急田園都市線『桜新町』
●サザエさん一家は平屋の持ち家（木造庭付き:土地70坪、建物30坪くらい？）
…





上記の設定で、現在家を持とうとすると、サザエさんの家はおそらく







2億円






くらいするであろう。

いくら時代設定が昭和前半とは言え、平社員の波平がこの桜新町に家を持つことは、










不可能であろう









仮に現在この家を購入するとしたら、










波平は大企業の役員クラス









じゃないと無理だと思われる。

仮にこれが東京ではなく、地方都市だったとしたらどうだろう？






つづく





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日本の中流家庭の象徴①

以前勤めていた学習塾で、高校生や大学生、その父兄にセミナーをした時のネタなのですが、










みなさん









日本の中流家庭（平凡な家庭）の象徴といえば、









…







…







…








日曜日18：30から放送される







…






…






…








そう












『サザエさん』














を思い浮かべる人が多いと思う。












しかーし











この平凡と思われるサザエさん一家ですが、今の時代において、











…








…








…













『幻想です』








つづく






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