またまた。
前回に続き、こんな感じのブログです（笑）
重いわっ！って嫌われそうですけどね。
でも大事だと思うんです。
自由って聞くと、みなさん、どんなイメージですか？
◆解放
◆楽園
◆幸福
◆自在 ← 昔の分厚い問題集ねwww
BraveHeart って映画で Mel Gibson が処刑をされるシーン。
初めは面白がって見ていた野次馬たちが
あまりに彼が苦痛に耐えるのを見て
最後には 「Meci!(お慈悲を!)」 って叫び始めます。
そこで処刑人たちは、彼に、救いの手を差し伸べます。
「何か一言はないか？」 と言われた彼は
「Freedom!!!(自由を!!!)」 って叫ぶんですよね。
で、処刑されてしまいます。
いやいや。映画の話じゃないんですよ（笑）
しかもこのシーンだけ話されても意味がわからんでしょうよ。
この Freedom は 権力 や 抑圧 からの 解放 なんだろうなぁと思います。
もしくは 生きる権利の獲得 かな。
幸いなことに、日本は、今はそんな抑圧された国ではありません。
だから、この Freedom はちょっと心の底から理解できないかもしれない。
だから「自由」に戻ろう。
自由というのは『己（自ら）を由（よし）とする』ということなんです。
これは「自分の足で立って、自分の足で歩け」ということ。
歩いた先に何があるのか？歩いている最中に何かに遭遇するのか？
そこに、他責の余地がないということだと思います。
自由にやってもいいけど、その責任は ALLあなただよ ってこと。
世間とか...社会とか...道徳とか...
よく分からない何かの中で存在する「私」が当たりまえに育った
日本人がいちばん苦手なことかもしれません。
考えてみれば当たり前のことなんですけど。
「ぜんぶ、あなたの責任だからね」と言われると急にビビる💦
きっと、誰かが作った何かのテストで判断されて
それに一喜一憂することが当然だった子ども時代を過ごすことで
「誰かが判断してくれる」が沁みついちゃったんでしょうね。
小学校４年くらいから
「偏差値」「偏差値」と言われ続けて育った僕もそのひとりです。
で、大人になっても
「世間が」「会社が」「組織が」なんてことに囲まれて
知らず知らずのうちに自分の周りに壁や天井を作ってしまう。
昨年の秋から始めた Zentangle ワークショップ。
有難いことに
福井県の嶺北・嶺南のどちらでもワークショップが大盛況です。
いちばん直近では
2023年1月21日に福井県小浜市にある 大師湯 さんでワークショップを開催。
👇こんな様子です
Zentangleの素敵なところは、講師は「提案」をするんです。
「これはあくまで私の提案です。ですから、別に他のものを描きたければ描いてもいいし、描かなくてもいいんですよ。ただ、”お好きなように”と言われても困っちゃうでしょうから、私から提案をさせていただきます。」
そんな感じで時間が過ぎていきます。
はじめ、みんな「えっ？」というお顔をされるんですよね。
「どうしたらいいでしょう？」
「先生、何ミリくらい内側ですか？」
「ここ、塗るんですか？」
でも、期待する答えは返ってきません。だって「自由」なんだもの。
「塗っても良いです。塗らなくても良いです。」
そんなことを繰り返していくうちに皆さん気づかれるんですよね。
「本当に自由なんだ」
「この小さな紙には私の自由を詰め込んで良いんだ」
って。。。
そして、だんだん、自分の世界に入り込んでいく。
それはまさに『己（自ら）を由（よし）とする』時間です。
だから、できあがった作品を見ている皆さんのお顔は
◆どこか誇らしげで
◆どこか自分自身に不満げで
◆次はこうしてやろう
ってキラキラしているんですよね♪
ちゃんと自分自身に向き合えている結果だから。
他責じゃない。
タイトルの【自由は幸せか】に答えはありません。
でもね。
もうこれから右肩下がりで急激に人口が減少する日本では
「これまでの普通やアタリマエ」なんて気にしてちゃぁ終わっちゃいます。
僕たち人間が作り出したハコモノや残骸が山ほど残って
100年前くらいの人口にこれから数十年で収束していくらしいですよ。
『己（自ら）を由（よし）とする』
きっと大変な道なんでしょうけど。
ひとりひとり、自分の責任で生きて、がんばって、大変な時は手を取り合って、しんどけりゃ「助けて」って叫んで。
そうやって生きていくしかないんでしょうね。
はぁ～。
鳥になって 自由 に羽ばたいてみたいwww