昨日は


安楽寺に着任して初めての息災不動護摩祈祷





昨年9月に遷化された先代住職 網 宗法僧正との、僕なりの約束の日


安楽寺住職になる前の今年2月、境内の管理状況確認のため訪れ、護摩堂に網さんが残された納経を十数巻見つけました


願文は、ガン消滅・病気平癒・息災延命・自分の口で食べられますように、、、など


最期まで、生きて住職の責を全うされようとしたことが伺えて。。。





納経を持ち上げると、下から一匹の綺麗なヤモリが現れ、「網さんでは?」と思い「遅くなってすいません。ずっと待ってたんですね。これは僕が必ず焼尽いたしますから。お疲れ様でした。」とヤモリに話したんです


住職になった暁にはできるだけ早く護摩行をおこない、願いは叶いませんでしたが安楽寺のためにまさに命をかけて取り組まれた網さんの御供養をさせていただこうと心に決めてました





その他にもたくさんの納経や祈願札があり、安楽寺は人の願い・想いがたくさん集まる寺だったのだと改めて感じています


護摩の最中...


たまたまお越しになった檀家様が


「妹が明日に手術で、ご先祖様に無事を祈りに来ました。妹は手術で声を失う代わりに命は助かるのです」


と涙ながらに坊守にお伝えされ、

急遽、病気平癒の護摩木を1本追加🙏





ひとつひとつのお名前と祈願を読み上げて焼尽祈念しながら、感極まってしまいました🙇‍♂️


たくさんの祈りと涙に包まれた安楽寺での1日


最後はいつもの夕勤行✨





檀家様と共に読経をし、最後に、網さんが残された思いを皆様にお伝えしました🙏




合掌


安楽寺 住職 成範