最高学府の図書館


旅行記ばかり上げてたので日常的なはなしを??まあ、ほんとに日常的な話するとここ5日ほど風邪で寝てました。それはどーでもいいんだが。


今回は図書館のはなしです。1月に下書きをはじめてから5ヶ月も放置してしまいました。ここらで投下。


えー、わたくし高校時代は図書局という、図書館業務をする部活をしておりまして。図書館が好きなんですねぇ。というわけで、タイの最高学府チュラロンコン大学の図書館がどんなふうになっているのか、ぜひ紹介したく……。



 中央図書館

・CTFLの生徒は学生証ピッの自動ゲートでは中に入れないのでインフォメーションに行ってピッできるカードと学生証を替えてもらう。(※CTFLでは一応学生証がもらえます。効力は……??銀行口座開設のときの身分証の1つにはなった。)ちなみに本は機械では借りれない。バーコードがついてないので。



・本棚コーナーと勉強スペース

本棚コーナーについてはですね、階ごとに10進分類法のN00番って割り振られてるんだけど、4階は100番200番700番(※細かいこと忘れたんでテキトーです)みたいなかんじで番号が飛び飛びの配置がされております。慣れれば逆にわかりやすいんだろうね。人文系と科学系という分け方してるっぽかったので。



・謎の水飲みコーナー

水飲み場に謎の紙製三角錐が大量に積まれていた。その隣にはゴミ箱。10秒くらい考えてこの三角錐が使い捨て紙コップであることを理解した。10分でも放置したら水でデロデロになりそうなペラい紙製。でもこれ考えた人天才やなぁって思いました。どうせ水を飲む今この瞬間にしか使われねーんだからペラくていいんだよ‼️555555

※写真撮り損ねたのでかわりにスパンブリー国立博物館に置いてあった同じ三角錐コップの写真を載せときます。




中央図書館ね。1月の頭らへんは文学部図書館の存在を知らなかったのでせっせこ通ってたんですが、文学部からは遠いんだよ。文学部図書館に行くようになってからは足が遠ざかってしまいました。




 文学部図書館


CTFLの授業がある建物の2階にある。


・入口

特にピッする機械があるわけでもなく、ヌルッと入れる。ので学生以外にも明らかな外国人のオッサン(多分CTFLの生徒)が普通にその辺にいたりしまーす55555






・勉強スペース

だいたいどこかは空いてる(はず)。超混んでるわけでもない。けど時間によってはしょぼい席しかないこともある。


ソファとかクッションとかゴロゴログッズが置いてあって寝てくださいと言わんばかりの設備。大学に泊まれるなぁ‼️と思ったけど利用時間17時まででした。

クソデカソファをはじめ、人間をダメにするクッションが沢山配置されている。



あと最近椅子と机が増えた。(5月)



・本棚

蔵書数がものすごい多いわけでは無い。ていうか全然……(汗)古い本などは別館にあって、そちらにも入ったことある(これは友人の厚意で)。歴史のある建物で雰囲気がとても素晴らしかったけど、蔵書数が多いかと聞かれたらそれは正直微妙っす(ゴメン)。ぶっちゃけ河原町四条の丸善🍋📚のほが本の数多いまであるカナ……。




某所詮地方大学の文学部図書館来てみー、本の数多すぎてもはや開架閉架の概念が消し飛び全ての本が書庫入りしとる。地下は迷宮そのもので1回生のときは入口に戻れなくなったズラ。己が置かれた環境の贅沢さを再認識したズラ。しょうみなはなしあれ知ってたらどこの図書館もしょぼいズラ🥲




本の検索システム

大学内図書館ネット検索システムあります。Arts library が文学部図書館です。



ところで、本の10進分類法てあるじゃないすか、アレ、タイではどうなってんのかな。日本と同じなのか。調べました。ระบบการจัดหมู่หนังสือแบบทศนิยมていうらしいです。どうやらデューイの10進分類法を使っているらしいんで、アメリカ式を採用している模様。日本のは日本十新分類法というくらいなので多少ズレてるかもしれない。


これ⬇️が10進分類法を説明しているやつのスクショ。




100の位で大きいテーマを示します
000 一般的な知識(総記、にあたるのかな)
100 哲学と心理学
200 宗教
300 社会学
400 言語
500 自然科学と数学
600 テクノロジー
700 芸術
800 文学
900 地理学と歴史学



Wikipediaにわかりやすくまとめてあったわ(下の画像参照⬇️)。タイのはデューイ十進法、日本は日本十進分類法ね。やっぱりズレてるよね‼️文学の本を探しに900番台を見に行ってアレ?てなったもん。



日本の図書館てわかりやすいところに10進分類法を貼っておいてくれてるじゃないですか。でもチュラの図書館、例の表みたいなの全然見つけられなくて……。ちょっと困る……😓😓😓



まとめ

総括するとですね、図書館に関しては我が所詮地方大の圧勝だな、蔵書数という点でね。日本語による学術研究のための書籍の充実度というのを改めて感じました。図書館以外の設備は惨敗だけどな⁉️⁉️京大は気象操作と階段に落ちてる大量の髪の毛放置をやめなさい🫵🫵🫵



チュラの図書館…蔵書数はどうしても京大と比べると見劣りしてしまうし中央図書館とかに至ってはパッと見て置いてある本の半分近くが英語の本なんだよね……orz



ただ、タイ美術史という分野だけに限りますと、チュラ大図書館はこの上なく有用です。美術史界隈は図版というのがとても重要になってくるんですね。


そしてタイ美術に関しては図版を日本で手に入れるのはとても難しいです。タイ研究の第一人者よねお先生のよねお文庫をもつ京大図書館をもってしてもなかなか図版が見つからなかった。


ちなみにだけど、タイ研究を日本でやるなら京大ほど本が揃っている研究機関て他にないんじゃない?とわたしは思ってる。さすがに現地じゃねえんで限度てもんはあるけど。(サイニーでタイ関連の本&論文の検索かけると大概京大にしかないものだったりってかんじなんで…)




というわけで、ほかの分野の専門の人が満足できるのかはわたしには専門外なのでわからないけど、チュラ大図書館はタイ文化を学びたい外国人にとっては宝の山だと思います‼️


おわり



写真はあごのせはじゅお。あごをのせているからといって別にかまってほしいというわけではなく、この状態で頭をなでるとどこかへ行ってしまう。