NTTが70歳以上の家族が居る場合、

「ナンバーディスプレイ」を無償化すると発表した。

 

これは高齢者を詐欺電話から守ろうという趣旨だそうだ。

 

私は80代の母との二人暮らし。

 

即座に申し込んだ。

 

 

NTTはナンバーディスプレイ以外にも、

「特殊詐欺サービス」も無償で申し込めると発表した。

 

これは顧客の自宅に、

特殊詐欺対策アダプタ(通話録音機能付き端末)を設置し、

通話を録音するというもの。

 

録音した通話データを通話中に解析し、特殊詐欺等の疑いがある場合は、

事前に登録した顧客本人や顧客の親族に対して

メールや電話で通知し、注意喚起をするという仕組みらしい。

 

 

私はこれを見た時、申し込むかどうかで、迷った。

 

「録音データがNTTの手に渡るのか~。

 

事件性のない音声ファイルまで、

NTTや警察に聞かれるのは嫌だ。」

 

そう思い、申し込みを断念した。

 

 

この他にも、NTTは「ナンバーリクエスト」というサービスの

無料提供も始めたと言った。

 

ナンバーリクエストとは、

電話番号を通知しないで掛けてきた相手に、

電話番号を通知してかけ直すよう音声メッセージで

応答するサービスだそうだ。

 

但し、公衆電話から掛けた相手にも、このような案内をしてしまい、

通話が切断されるとの事。

 

私はたまに公衆電話から自宅に掛ける事があるので、

このサービスも利用しない事とした。

 

 

結局、申し込んだのはナンバーディスプレイのみ。

 

申し込みから数日で、電話機に番号が表示されるようになった。

 

嬉しい事に、ナンバーディスプレイを申し込んだ事により、

ネットで通話履歴を確認できるようになった。

 

このお陰で、これまで絶えなかった

「電話を掛けた・掛けていない」論争が、急激に“減った”。

 

ここで「なくなった」とせずに、「減った」としたのは、

話し中に着信しても、履歴が残らない為である。

 

ただ、完全なる着信履歴に及ばずとも、

ナンバーディスプレイは、大活躍してくれている。

 

NTTに感謝だ。

 

 

というのも、私がこの機能を欲しがったのは、

セールス電話を撃退したかったからに他ならない。

 

不意にかかったセールス電話。

 

そんなもの「いりません」の一言でいいではないか?

そう思われたかもしれない。

 

確かに、その通りだ。

 

しかし、これは対処療法に過ぎない。

 

私が求めているのは根本療法だ。

 

彼らが二度と我が家に電話を掛けて来られないよう

防御するのが私の目的である。

 

それには、まず相手の身元を明かさせる事が必要と考えた。

 

 

私は電話に出た際、

「会社名」と、「電話で話している方の名前」を

答えさせるようにしている。

 

次に、会社のHPがあるかどうか。

 

会社の本店所在地が地番まで答えられるかどうか。

 

何を売りたい又は買いたいのか。

 

当方の電話番号はどうやって知ったか。

 

これらを順番に聞いていく。

 

 

この度、ナンバーディスプレイが付いたお陰で、

彼らが掛けた番号まで、入手できるようになった。

 

身元を固めるという点で、

ナンバーディスプレイは功を奏した。

 

 

彼らと10分程度の質疑応答を交わした後、

最後にこう伝えて、電話を切る。

 

「お教えていただいたHPを拝見して、

必要になりましたら、こちらからお電話致します。

 

大変恐縮ですが、

いただいたお電話では、お受けできない決まりとなっております。

 

誠に申し訳ございません。

 

その為、今後、お電話をいただきましても、

お電話代を無駄にしてしまいます。

 

どうか、当方の電話番号を、

お電話リストからお外しいただけますでしょうか?」

 

 

 

彼らの個人情報は、Excelに入力し、クラウドに保存する。

 

これまでのデータを見る限り、

最後の質問まで辿り着かないのは、決まって買い取り業者だ。

 

名前も電話番号も変え、何度でも掛けてくる。

 

掛けてくるのは、ほとんどが若い女性。

 

「今、近くを回っています。」

 

「いらない靴ありませんか?片方だけでもいいんです。」

 

さも廃品回収だと言わんばかりに、切り出してくる。

 

 

私はここで、「ある」とか、「ない」とか、一切答えない。

 

ひたすら上の質問をしていく。

 

そうこうしていると、業者はイライラし始める。

 

 

「要らない靴、あるんですか?ないんですか?」

 

こう聞いてくる、20代と思しき女性。

 

おかまいなしに、私は質問を続ける。

 

 

私「本店所在地はどちらになりますか?」

 

20代女性「大阪府の大阪市です。」

 

 

私「大阪市の何番地ですか?」

 

20代女性「・・・(無言)」

 

 

私「本店所在地が分からないのですか?

会社ですよね?」

 

20代女性「ええ、まぁ・・・。」

 

 

私「会社なら、登記しているはずですよ。

分かりませんか?」

 

ブチ。ツーツーツー。

 

 

「あなたねぇ!

若いのだから、まともな会社に就職しなさいよ!」

 

応答のない受話器を前に、説教を垂れてしまう。

 

この繰り返し。

 

 

 

買い取り業者で、まともに対応できた者は一人もいなかった。

 

ところが、立派なHPを持った会社でも、

「なんだかな~」と思う者もいたのだから、分からないものである。

 

 

確か、電話の主は、蓄電池の会社と言っていた。

 

HPを見ながら、簡単な質問をしてみたところ、

「バイトだから分からない。」と答えをはぐらかされた。

 

「自社のサービスが分からずに、営業するとは、

どういうこっちゃ。」

 

開いた口が塞がらない。

 

 

ある日の事、女性ものの下着メーカーで、試供品を送りたい

という者から電話があった。

 

声から察するに、高齢女性のようだ。

 

「私はLLサイズなんですが、奥様は何サイズですか?」

 

例の如く「必要なら自分でお電話しますので。」と答えた。

 

 

高齢女性「今、キャンペーンで、下着の無料配布しているんです。

何サイズか教えていただけますか?

お送りしますので。」

 

私「いや、送らなくていいです。自分で申し込みますので。

 

申込先の番号は先ほど教えていただいた

電話番号でよろしいですよね?」

 

 

高齢女性「はい、この電話番号で合っています。

 

私はLLサイズです。

奥様は何サイズですか?」

 

私「ごめんなさい。お電話ではお受けできません。」

 

 

なんで見ず知らずの人にサイズを言わにゃならんの!

 

「LLより大きいです」とでも、言ってみようか!

 

そうすれば、何と答えるだろう?

 

 

とんでもない、しつこさに折れそうになったが、

一方的に切ると、また掛かってくるので、

相手を納得させてから切るようにした。

 

 

 

総じて、高齢女性は頑固なのだろうか?

 

別の業者でもそうだった。

 

高齢女性「~で結婚相談所をしています。

独身女性はいませんか?」

 

「おるおる、ここに~。」との思いを封じて、

通常通り、上の質問をする。

 

 

高齢女性「パンフレットを送ってもいいですか?」

 

私「いや、いらないです。HPを見ますので。」

 

 

高齢女性「いや、送らせて下さい。」

 

私「いや、いらないです。

私、紙より、パソコンで見る方が好きなので。」

 

 

高齢女性「送らせて下さい。」

 

私「いや、いりません。」

 

 

高齢女性「だってぇ~、独身女性いるんでしょう?」

 

(何で知っとるんや?おるかどうか、ゆうとらんのに。)

 

 

(何や、このおばちゃん、おもろいなぁ。

いっちょ、乗ってみるか。)

 

私「あのぉ〜、独身女性って何歳までですか?」

 

高齢女性「65歳です。」

 

(なら、まだいけるじゃん。えかった、えかった。)

 

 

(ん?ちゃうちゃう!!!)

 

冷静になり、

「当方の情報は、どこまでご存じですか?」と聞いた。

 

高齢女性は古い電話帳からかけているらしく、

拙宅の電話帳の氏名、番号、住所まで、把握していた。

 

 

 

自宅にある最新のハローページを見てみた。

 

何度探しても、拙宅の番号は見つからない。

 

NTTに電話をし、いつから載せていないかを聞くと、

NTTは10年前からと答えた。

 

となると、業者は、最新の電話帳「以外」から入手している事になる。

 

 

確かに、掛けてきた業者の話を分析すると、

3タイプに分かれた。

 

(1)古い電話帳を見て掛けた。

 

(2)連番で掛けた。

 

(3)業者から電話番号を買い取って掛けた。

 

 

(3)と答えたのは、外壁塗装やリフォームを行う会社だった。

 

当該業者は、私が「二度度掛けるな。」と言わなかった為に、

2回も掛けてきた。

 

応対は2度とも丁寧だったが

保険金詐欺をたくらむ業者だといけないので、

話の一部始終を聞いた後、丁重に断った。

 

このような業者は、何も壊れていない箇所を、叩き壊して、

「火災保険を使って直しましょう。」と言い出すのだという。

 

下手したら詐欺の共犯となってしまう。

 

損保ジャパンではこうしたケースに備えて、

弁護士の無料相談特約が付帯されているそうな。

 

 

 

もっとも電話の場合は、

「一律に断る」という基本ルールさえ真っ当できれば

何ら恐れる事はない。

 

私が騙されかけたのは、

家電量販店でうろつく、セールスマンである。

 

 

とある家電量販店で、オーブンを見ていると、

男性がニコニコ顔で声を掛けてきた。

 

「ぼく、NTTの者なんです。」

 

彼は首から掛けた名札を突き出し、私に示した。

 

名札には「NTTコミュニケーションズ」と書かれていた。

 

 

男性「光回線は契約していますか?どちらになりますか?」

 

私「NTTのフレッツ光ですけど。」

 

 

男性「NTTはもうすぐ、新規申し込みを止めるんですよね~。」

 

私「そうなんですか?」

 

 

男性「ドコモ光に替えませんか?

今、契約すれば、オーブンが4万円安く買えますよ。」

 

目が輝いた。

 

というのも、1か月前からプロバイダを変えようと思い、

ドコモ光やソフトバンク光等の回線業者に

電話をしまくっていたからだ。

 

 

私「ドコモ光に替える、というのは、転用(※1)ですか?」

 

男性「そうです。」

 

(※1:転用=フレッツ光の契約を継続したまま、

ドコモ光に乗り換える事。

 

この点、フレッツ光を「解約」して

ドコモ光と契約するのとは異なる。

 

フレッツ光を「解約」した場合、

フレッツ光の契約内容を引き継げない。)

 

 

 

男性「フレッツ光の契約期間は、いつまでですか?」

 

私「分かりません。あなたは、NTTの方なんですよね?」

 

男性は頷いた。

 

 

私「それなら、私のデータを調べてもらえませんか?」

 

男性「いや、ここに機械がないから分かりません。」

 

 

彼の名札をもう一度見た。

 

名札には、はっきり「NTTコミュニケーションズ」と書いてある。

 

しかもNTTのロゴマークまで入っていた。

 

(この人、NTTの人なのに、なんで分からないのだろう?

ここは量販店だからだろうか?)

 

 

私「機械がないから分からないって、どういう事ですか?

 

私の契約期間がいつまでか、

自分でNTTに電話して聞かないといけない、という事ですか?」

 

男性「そうです。」

 

 

男性「あちらのカウンターで話を聞きませんか?」

 

私「いいですよ。」

 

男性に案内されたテーブルには、

ドコモやソフトバンクなどの携帯回線の会社が並んでいた。

 

席に着くと、男性は「ちょっとお待ち下さい。」と言い、

離れていった。

 

 

男性は戻ってくると、慌てたような顔で

「あれ、間違いでした。」と言い出した。

 

男性「先ほど、フレッツ光から、ドコモ光に転用できると言いましたが、

あれは間違いです。

 

ドコモ光にするには、一旦、フレッツ光を解約しないといけません。

 

そうしていただけるなら、

オーブン代金の内、4万円を値引きします。

 

 

もしフレッツ光ではなく、ソフトバンク光への乗り換えでしたら、

解約せずに、転用で行けます。

 

但し、オーブン代金は3万円しか割引できません。」

 

 

彼は話が二転三転するので、私は混乱した。

 

私「あなた、NTTの方なのに、

何故、ドコモ光だけでなく、

ソフトバンク光まで紹介されるのですか?

 

NTTの方なら、フレッツ光を販売しないのですか?」

 

 

男性「あ、僕、何でも販売するんです。

 

ドコモ光でも、ソフトバンク光でも、楽天光でも。

 

フレッツ光の新規申し込みは終了したので。」

 

(NTTは近年、ドコモなどの他社に回線を貸す方法、

いわば「転用」という方法で、金儲けを始めたとは聞いていたが、

彼の勧誘はこの一環だろうか?)

 

腑に落ちないと思いつつも、

フレッツ光以外への乗り換えを検討していたので、

引き続き、話を聞く事にした。

 

 

彼はズラッとパンフレットを並べた。

 

フレッツ光、ドコモ光、ソフトバンク光、楽天光と

4つもあった。

 

まず彼はフレッツ光のパンフレットを開いた。

 

そこには、新規契約から3年を超えると、

月額料金が安くなると書かれていた。

 

(以下、A代金とする。)

 

 

次に、彼は、楽天光に乗り換えた場合のメリットを話し始めた。

 

男性「光回線だけでなく、

携帯の回線も楽天に乗り換えた場合、

1年間は携帯料金が無料になるんですよ。

 

但し、2年目からは有料になりますので、今より高くなります。

 

この場合、1年後に楽天光を解約して、

フレッツ光に戻ればいいんですよ。」

 

 

私「私は、フレッツ光を3年以上、契約しています。

 

その為、現在の月額料金が、

3年未満の契約の人より安く(A代金に)なっている、

という事ですよね?

 

もし楽天光に乗り換えて、1年後にフレッツ光に戻ったとしても、

新規契約になるので、A代金で契約できないと思うのですが、

如何でしょうか?」

 

 

 

男性「いいえ、そのような事はありません。

 

今のフレッツ光を【解約】して楽天光に替わった場合は、

楽天光からフレッツ光に戻れば、A代金になりませんが、

 

今のフレッツ光を【転用】して楽天光に替わった場合は、

楽天光からフレッツ光に戻れば、A代金のままで契約できます。」

 

私「そうなんですか?」

 

 

男性「ですから楽天に乗り換えちゃって大丈夫です。

 

乗り換えれば、オーブンを4万円、安く買えますから。

 

お得ですよ。」

 

私「オーブンの割引サービスは、いつまでされていますか?」

 

男性「明後日までです。」

 

 

男性「電話していいですか?」

 

私「いや、必要なら私から電話します。」

 

 

男性「それなら名刺を渡しておきますね。」

 

男性「えっと、(名刺は)ドコモ光にしとこっと。」

 

そう言いながら、

男性は名刺に、ボールペンで「苗字のみ」をカタカナで記した。

 

渡された名刺を見ると、ドコモ光の名刺だった。

 

 

私「あの~、あなたNTTの方なんでしょう?

なんでドコモの名刺なんですか?」

 

男性「いや、僕、NTTの人間じゃないです。」

 

 

私「はぁ~?じゃあ、ドコモの方?」

 

男性「いや、ドコモじゃありません。

全然違う会社です。」

 

 

私「なら、あなたの会社の名刺をいただけませんか?」

 

男性「勤めている会社の名刺はありません。」

 

 

こいつ、何者なんじゃ?

 

自社の名刺も持たずに、

ドコモの名刺に名前を書き込んで、「ドコモの社員です」とは!

 

しかも、「NTTの社員です。」と言って、名札まで見せておきながら、

「NTTの社員でない」という。

 

 

契約関連についても、そうだ。

 

実は、私は彼と会う数日前、ビッグローブ光に電話していた。

 

そこでビッグローブ光は「KDDI」と聞いていたのだが、

彼はビッグローブ光は「KDDIでない」と言う。

 

何度も彼に「KDDIじゃないんですか?」と尋ねてみたが、

彼は自信満々に「KDDIでない」と否定した。

 

この人の話に真実はあるのか?

 

 

そう思い、翌日、NTTに電話をして、真偽を確かめた。

 

まず、「フレッツ光が新規申し込みをやめる」と彼が言った点について。

 

NTT「いいえ。そのような事はございません。」

 

 

次に、「フレッツ光から、楽天光に転用で乗り換えて、

再びフレッツ光に戻ってきた場合、【A代金(※2)で契約できる】」

と彼が言った点について。

 

(※2:契約期間が3年を超える人が受けられる割引代金)

 

NTT「いいえ。そのような事はございません。」

 

 

ビッグローブ光にも電話した。

 

「ビッグローブ光が【KDDIでない】」と彼が言った点について。

 

ビッグローブ光「ビックローブ光は、KDDIでございます。」

 

 

彼の話は間違いだらけだ。

 

当該家電量販店に電話して、彼を呼び出した。

 

彼の話では、この日の時点で、

乗り換えすると4万円のオーブン代金が出る

というサービスは終了していた。

 

なので、私はオーブンの割引サービスを利用したくて

電話したのではなく、

彼の間違った案内を正したくて、電話した。

 

 

私は彼に

「NTTは【フレッツ光を終了する予定はない】と言っていた。」

と伝えたところ、

彼は「あぁ、そうですか~。」とあっけらかんとしていた。

 

その他の間違いについてもこの調子で

悪びれた様子は、まるでなかった。

 

しかも、彼の言った「オーブンの値引きサービス期間」はとうに過ぎているのに、

彼は「まだオーブンの割引サービスはやっている。

乗り換えませんか?」と言ってきた。

 

 

ここで彼の誤った発言が

過失ではなく、故意である事に気づいた。

 

彼の心理分析をすると、こうである。

 

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自身をNTTの社員だと言えば、客に安心感を与えられる。

 

しかし、売りつけたいのはドコモやソフトバンクの商品だ。

 

NTTの社員がドコモやソフトバンクの商品を売るのはおかしい。

 

なら、「NTTの商品が終了する」と言えば、客は信用するに違いない。

 

解約でも、転用でも、とにかく

私は契約が取れさえすれば、報酬がもらえる。

 

客には適当な事を言って、乗り換えさせれば、それで良い。

 

客が楽天光に乗り換えて1年後に、フレッツ光に戻る時、

たとえA代金(※2)で契約できなくても、

俺の知ったこっちゃない。

 

(※2:契約期間が3年を超える人が受けられる割引代金)

 

俺はどこの誰かも明かしていないので、

客は追及する事はできないし。

 

第一、口約束なので、証拠がない。

だから裁判に負ける事もない。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

嘘にまみれた世界。

 

その場限りで、でたらめな事を、さも真実のように言う。

 

これが詐欺師の正体かー。

 

 

私は彼の思考形態が読めた所で、彼との電話を切り、

消費生活センターにダイヤルした。

 

私「まともに商売している家電量販店で

このような詐欺行為があってはならないと思うんです。

 

どうにかなりませんか?」

 

すると相談員は、「件の家電量販店に電話する。」と言ってくれた。

 

 

続けて「当該家電量販店に電話した。」と事後報告をくれた。

 

相談員は、当該家電量販店の副店長に

「御社の信用問題につながるので、

気を付けるように。」と言ったそうな。

 

どうか被害者が出ませんようにと、祈るばかりだ。

 

 

私と話している時の、詐欺師は饒舌だった。

 

まんまと引っかかった私を前に、彼は安心しきったのだろう。

 

 

私は彼にこう聞いた。

 

「どれくらいの人が、契約してくれるんですか?」

 

詐欺師「昨日は1人、契約してくれた。」

 

私「どんな人が契約してくれたんですか?」

 

詐欺師「引っ越ししてきた人とか。」

 

 

なるほど、引っ越し後、ネット環境がなければ、

慌てて契約する人も居るだろう。

 

家電量販店で、おかしな人なんているはずがない。

 

そう思う人も居てもおかしくない。

 

 

しかし後になって、「こんなはずではない」と思う部分が出てきても

これを撤回する術がない。

 

なぜなら、店頭で、彼の会話を録音・録画している人なんて

そうお目にかからないからだ。

 

彼の言質を提出できなければ、

「彼にあの時、ああ言われた。」と主張したところで、

こちらがモンスタークレイマー扱いされてしまうだけ。

 

真面目に対応した者が、くやしい立場に追いやられるのは

許せない。

 

なんとか防げないものか?

 

あいにく詐欺行為を見つけ次第、

公的機関に報告していくしか方法はなさそうだ。

 

くれぐれも「自分は引っかからなくて良かった」で終わらぬよう

肝に銘じた。

 

 

 

 

NTTが高齢者を狙った詐欺電話を抑止する為に始めたサービス。

 

ナンバーディスプレイ、特殊詐欺サービス、ナンバーリクエスト。

 

 

これらの「無料提供」はフレッツ光だけだそうだ。

 

ドコモ光も、ソフトバンク光も、楽天光も行っていない。

 

 

あの時、乗り換えなくて、本当に良かった。

 

詐欺師に遭って1年。

 

しみじみ感じている。

 

 

 

~オマケ~

 

皆様は、ご自宅にどれくらいセールス電話が掛かってきますか?

 

拙宅は、月に1回はかかってきます(笑)。

 

 

数年前の私は、架空請求ハガキで騙される程の、

世間知らずでございました。

 

 

高齢の母に言われて気づくという。

 

情けないですね~。

 

母は「警察の者ですが。」という電話があった時も

「なんで警察がかけてくるはずが、あるんな~!」と怒鳴りつける人なので、

詐欺師もビビって、切っちゃうみたいです(笑)。

 

 

でもね。

 

私はたとえ詐欺師であっても、

感情をぶつけるのはどうかな、と思うタイプなんです。

 

相手にも心がありますでしょう?

 

詐欺師かどうかなんて、声だけじゃ分かりませんしね。

 

 

前に、こんな事があったんですよ。

 

夜中に腹痛を起こしましてね。

 

自分で救急車を呼んで、病院に行ったんです。

 

 

母は下の階で寝ていますから、

私が救急車を呼んだなんて知りません。

 

一人で病院に行きました。

 

 

病院ではね。

 

痛みにもがきながら、採血していただいたんです。

 

「血液検査で異常がない。食中毒だろう。」

と医師に告げられましてね。

 

家に帰ろうという事になりましたの。

 

ところがですね。

 

 

吐き気と下痢が止まらなくて。

 

ずーっと、意識朦朧状態。

 

(お食事中の方、申し訳ございません。)

 

看護師さんが気を利かせて

「ご自宅に電話して、ご家族に迎えに来ていただきましょうか?」

とおっしゃいました。

 

お言葉に甘えて、お願いしたわけです。

 

 

ところがですよ。

 

電話から戻ってきた看護師さん、様子がおかしかったんです。

 

看護師さん「お母さんにお伝えしました。

お母さん、凄かったです。

ええ、凄かったです。」と。

 

この時、意味が分かりませんでね。

 

私も「ありがとうございました。」とだけ返しました。

 

 

後で、母に聞くとですね。

 

看護師さんからの電話を、詐欺だと思ったらしくて。

 

恐らく、いや、絶対に。

 

母の事ですからね。

 

怒鳴り散らしたんでしょうね。

 

 

母の怒号に屈せず、看護師さん、闘ってくれたのだと思います。

 

看護師さんの説得に根負けした母は、

私の部屋を見に行ったと。

 

もぬけの殻になったベッドを見て

「詐欺ではなかったんだ~。」と、ようやく気づいたそうです。

 

ほ~んと、あの時の看護師さんには申し訳なかったです。

 

 

まぁ、我が家はそんな感じで、

高齢の母がしっかりしておりますのでね。

 

NTTのサービスは「高齢者対策」ではなく、

「中年者対策」になっちゃっている。

 

そんなお話でございました。

 

チャンチャン

 

イベントバナー

 

 

業者は貴方様から「電話をかけるな。」と言われたら、

電話してはいけません。

 

法律で規制されています。

 

守らない業者が居たら、ご報告を!

 

 

買取業者にご用心

 

 

保険金詐欺にご用心

 

 

 

 

 

 

拙い文章を、最後までご覧くださりありがとうございます!

 

虹私の趣味のコーナー「お暇なら来てよね」虹

 

お時間がおありな方、覗いて行って下さぁ〜〜い晴れ

 

 

私は大学時代、どんべえが好きでね〜。

 

初めての一人暮らしでは、

2日おきに、食べておりました笑。

 

 

どんべえ、なんと!西と東があるんですね〜。

 

知らなかった〜!

 

 

確かに、関東と関西では出汁が違いますものね〜。

 

初めて関東のおうどんをいただいた時、

おしょうゆ味でびっくりしました!

 

皆様はどちらがお好みでしょうか?

 

 

カップヌードルも好きでしたね〜。

 

レギュラー、シーフード、カレー。

 

この3タイプを順繰りにいただいておりました。

 

 

カップヌードル、今は色んなお味があるんですね〜。

 

皆様はどのお味がお好きですか?

 

教えて下さいね〜ニコニコ