毎日の楽しみは、冷凍ピザを食べる事である。

 

週に1度スーパーに行き、1週間分をまとめ買いする。

 

当然ながら、冷凍冷蔵庫はピザでパンパンである。

 

ある日、業者が家に来て、冷凍庫を開けた際、

「ほ~んと、ピザ、好きだね~。」と呆れられた。

 

この生活を始めてから、2年。

 

ほぼ、お米が登場する日はなくなった。

 

「来る日も来る日もピザでよく飽きないなぁ。」

などと思うはずもなく、

 

毎度、ピザをほおばる度、

「生きていて良かった~。」と目じりが下がるのである。

 

 

愛してやまないピザ。

 

料理嫌いの私でも、ピザの前では奴隷となる。

 

どの焼き方が一番美味しいかを、

あの手、この手で、模索してきた。

 

一番美味しいのは、ガスコンロのグリル。

 

―パリッ、フワッ。―

 

焼き立てパンのような食感となる。

 

解凍する必要もなく、汚れも少なく、短時間で完成する。

 

まさに理想的な調理法だ。

 

 

いや、もしかすると、

グリルより、トースターの方が美味しいのかもしれない。

 

ここは試した事がないので、分からない。

 

私の知る中での一番が、ガスコンロのグリルというだけだ。

 

 

次に美味しいのが、フライパン。

 

ガスと、IHなら、断然ガスだ。

 

IHだと、焼き過ぎたり、生焼けになったりと

パン特有のパリッと感を出すのが難しかった。

 

 

そして、最下位はレンジに付属のトースター。

またはレンジに付属のオーブン。

 

焦げ目もないのに、パサパサと

ラスクのようになってしまう。

 

加熱に時間がかかり過ぎるからか、

水分が抜けてしまうのが原因らしい。

 

何度やっても美味しくないので、

これらは使っていない。

 

 

今は諸事情により、ガスコンロのグリルが使えない環境にある。

 

なので、もっぱら、カセットコンロとフライパンで焼いている。

 

フライパンで焼く前に、レンジでピザを解凍する。

 

その後、フライパン用ホイル(クックパー)を2枚用意し、

ピザの両面を包み込み、両面を弱火で焼く。

 

底面2分40秒、上面2分10秒。

 

これでもまだ少しぬるい。

 

かといって、フライパンでこれ以上焼くと、

チーズが焦げてしまう。

 

なので、後は、レンジで6分30秒温める事にしている。

 

この時、回転皿に直接ピザを乗せると

温まり度合が弱くなるので、

ピザはお皿に載せて、チンをする。

 

もちろん、ホイルを取り去るのは鉄則だ。

 

これで耳はパリパリ、中は熱々のピザに仕上がる。

 

 

・・・のはずだが、ドジな私は、ちょいちょい羽目を外す。

 

まず、タイマーの押し忘れ。

 

引き出しからタイマーを出して、メモリまでセットしているのに、

スタートを押し忘れるという。

 

「なんでここまでやってて、忘れんねん!」

 

炭と化したチーズを前に、フツフツと怒りが湧いてくる。

 

 

次に、コンロの弱火忘れ。

 

強火のまま焼いてしまい、

焦げ臭い香りが、部屋中を充満して気づくという。

 

 

しかし、これらは、ほんの序の口。

 

苦みがあるものの、それなりに食べれるからだ。

 

レンジの強弱間違いは、こんなものでは済まされない。

 

 

ある日の事、フライパンの両面焼きが無事に成功した後、

一番弱い200Wで温めるべきところを、

一番強い900Wで温めてしまった。

 

フカフカのピザ娘が、瞬く間に

シワシワのおばあちゃんピザになり果ててしまったのだ。

 

とにかくナイフが刺さらない。

 

無理やりちぎって、口に入れてみたものの、

ゴムを食べているようで、噛み切るので精一杯。

 

しかし、1枚300円以上するピザを、

そうやすやすと、生ごみ行きとするのは、貧乏性が許さなかった。

 

どうにか、復活させる手立てはないものか?

 

 

「そうだ!蒸してみよう!」と思った。

 

鍋にプレートを入れ、プレートの淵まで水を張る。

 

ピザをプレートの上に乗せる。

 

水滴がピザに落ちぬよう、蓋と鍋の間にタオルを掛け、

30分くらい、火にかけた。

 

ピザは見違える程、柔らかくなった。

 

それでも、ナイフは刺せる所と、刺せない所があった。

 

行儀が悪いと思ったが、まな板の上にピザを置き、

ぺティーナイフとフォークで食べる事にした。

 

 

さて、ピザの要である、チーズのトロッと感。

 

これは蒸したところで、復活しなかった。

 

チーズを練りこんだフランスパンと思い、

渾身の力を込めて噛み切った。

 

 

「ドロドロ、なんだこりゃ?」

 

どうやらプレートに付いた水分を拭き取らぬまま

ピザを乗せたのが悪かったようだ。

 

生地の裏面が水でふやけ、片栗粉を溶かした匂いがした。

 

息を止めて飲み込んだ。

 

 

「まずい~!」

 

何度も、青汁のCMで有名な、八名信夫さんが出てきた。

 

最後の一口を入れた瞬間、「よくやった!」と両手を上げた。

 

 

子供の頃、母が作った料理に文句を言っていた私。

 

「あれは良くなかった」と今更ながら、反省した。

 

 

 

世界最高峰のグルメから、激マズ飯へと落ちる恐怖。

 

天国から地獄だなんて、どんな罰ゲームだろうか?

 

ミニマリストを豪語する私。

 

「トースター?いらん。いらん。」

 

そう言っていたのに。

 

あの決意はいずこへ。

 

知らず、知らず、

トースターの載ったカタログギフトに手が伸びていた。

 

 

青汁のCM

懐かしい〜!

 

 

 

 

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拙い文章を、最後までご覧くださりありがとうございます!

 

虹私の趣味のコーナー「お暇なら来てよね」虹

 

お時間がおありな方、覗いて行って下さぁ〜〜い晴れ

 

記事の中で、蒸し器の話が出ますが

実は蒸し器は持っておりません。

 

鍋にプレートを敷いて、蒸し器代わりにしています。

 

プレートでしたら、お鍋の中に収納できますので、

とってもコンパクトなんですよ〜。

 

私が使っているのはこちらでございます。

コンパクトで、洗い易くて、軽いです。

裏面は4つ足になっております。

 

 

 

 

大きさ違いで、こちらも使っております。

こちらは重くて、裏面が洗いづらいです。

裏面は十文字の柄が付いております。

 

こちらの構造に関して、メーカー様曰く

落とし蓋代わりに使えるから」

との事でございました。

 

上の2つは鍋敷にも利用できるので、気に入っております。

 

 

ただ鍋の大きさを選ぶという欠点がございます。

 

鍋の大きさに関係なく使いたい場合は

折りたためるタイプがお勧めです。

但し、こちらのタイプは洗いづらいという欠点がございます。

 

 

 

皆様、ご愛用の蒸し器がありましたら、

教えて下さいね〜さくらんぼ

 

 

また、記事の中で出る、ホイルはこちらでございます。

母はお魚がくっ付かないと喜んでおりました。

 

この手のホイルは、

クックパーとキチンとさんとございますが、

クックパーの方がお安いので、いつもクックパーを買っております。

 

 

今日のお夜食はラーメンに決まり!

 

みなさん、どのラーメンがお好きですか?

 

私はサッポロ一番塩ラーメンですラーメン

 

お気に入りのラーメンがございましたら、

教えて下さいね〜ウインク