先日、家内の誕生だったのでご飯を食べに行った。
場所は箱根のいろり茶屋。
独身時代から18年通っている場所だ。
昔はランチで3000円使うのに抵抗があったけど、この手の店に金もないのに良く通ったよ。
その理由は、自分を高める為。
折角同じ時間を使うのであれば出来るだけ有意義に使いたいし、その雰囲気はセンスを磨くと共に糧となると信じて来た。
店内はこんな感じ。
たまたま、一番良い席に座る事が出来た。
・・・ラッキー!
でも、囲炉裏の真横で座るにはまだ早かったみたい。
暖かいを通り越して、少し暑かったな。
先日、松島で買ったコケシと同系の物が飾ってあった。
来るべき運命だったかもしれない。
ここのイチオシは海老フライ。
これを頼めば間違いない。
記念日なので鮑もプラス。
美味そうでしょ?
勿論、美味かったよ。
今年の誕生日プレゼントは、ロックミシン。
ミシンの事は良く分からないが、古布で洋服を作る家内からリクエストされた。
金額は大卒の初任給くらい。
ちょっと奮発したぜ!
*ロックミシンとは普通のミシンとは違い、縫いながら生地を裁断出来るミシンらしい
経営者となって10年経った今、将来的に家内にも事業を立ち上げさせたいと考えている。
そういう事を書くと与太話と思われるかも知れないけど、それを『無理に決まってるじゃん』と決めつける人は、残念ながらお金を稼ぐ=雇われるという図式しか思い浮かばないザンネンな人なのだろう。
今でこそアチコチに熟女デリヘルがある。
だが結婚する前、ニッチなその産業に進出する手前まで行った私としては、ビジネスチャンスってそこら中に転がってると思うんだよね。
腕がある。
センスがある。
あとはやる気と販路だけ。
なら、少しばかり高い誕生日プレゼントも決して無駄ではないし、むしろ夢の印税生活の先行投資みたいなものだ。
ひと昔前、ヤンキー相手に派手なジャージを売って小銭を儲けた時期がある。
まだ、ネットで商品を買うというのが浸透していない時代で、口コミで顧客は増えていった。
イメージがし易いようにトルソーを買って、男心をくすぐるフレーズを『これでもかっ!』と並べる。
ヤンキーと言うニッチな産業+競業相手がいなかったから、コンサート後のスペシャルビーチタオルの様に飛ぶように売れた。
あいつら黒のジャージを買えば白も欲しくなるし、1着売ると送料を含めても利益率374%、2着セットで430%だったから、その金でアメ車転がして謳歌してたよ。
そういえば、子供服の福袋も結構HITしたね。
ただ、大きな資本が入ってきた段階で撤退したけどさw
恋愛もギャンブルも株も商売も、損切りは非常に大切。
ニッチの意味が分からない人はここを見てみて
https://kotobank.jp/word/%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%81-6926
損切りの意味が分からない人はここを見てみて。
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/so/J0295.html
成りあがり者は舶来品を好む。
私自身もジョンロブやEグリーン、ROLEX等を買い漁っていた時期があったけど、今はオールデン3足以外全てMade in Japanの物ばかり。(レッドウィングはプライベート用なのでカウントせず)
このアストロンは10周年の記念に家内がプレゼントしてくれたヤツ。
ハッタリは効かないけど、分かる奴が分かれば良いって思う今の私にはピッタリだ。
SEIKOの何が良いかといったら、ムーブメントの精工さ。
そしてSEIKOと『成功』でゲン担ぎ。
SEIKOアストロンのHP
https://www.seikowatches.com/jp-ja/products/astron
前回、お気に入りの財布を紹介したので、今回は少しだけその他のアイテムを紹介しよう。
まずは大峡製靴のアタッシェ(アタッシュケース)と宮城興行でビスポークした一点物のシューズ。
来年には新しい元号に変わるというのに、敢えて革のアタッシュケースを使用している。
中はこんな感じ。
この鞄が似合う男になろうと、自分に投資したのが購入した経緯。
使い始める前、私共の業界では生きる伝説と呼ばれている師匠にハンドルを握って貰い、運気を宿して貰った。
彼が誰もが認めるスーパースターの矢沢永吉なら、私はまだまだCAROL時代の矢沢永吉。
スピリチュアルの事は分からないが、そういうゲン担ぎをするのが結構好きなんだ。
シューズの方は、使用する革もデザインも拘ってオーダー。
材質はきめの細かいアノネイ革。
ヒールはシームレスでダブルソールにして貰い、ヒドゥンチャネルでクールに決めた。
靴底はオールソールにダブルシャンク。
カーペットやタイルの上では滑るけど、敢えてオールソールに挑戦してみた。
履き始める前は芸術品の様に美しかったけど、履いてしまえばこんな感じになっちゃうんだけどね。
ライニングとステッチカラーはグリーンをチョイス。
学生の頃裏地やボタンに拘った様に、男なら見えない所にも拘りたい。
ボックストゥーにはイニシャルのメダリオン。
コバの処理は全丸。
この他に10カ所以上のカスタムで7万円台なんだから、コストパフォーマンスは高いと思うよ。
こちらは、去年従業員から頂いた万双の2つマチダレスと家内から頂いたスコッチグレイン。
グリーンはビジネスに使うには難しい色だが、経営者なら相手に個性を植え付ける為の最適な色だと思っている。
遊び心で、トゥーを黒い靴墨でポリッシュしてみた。
ちなみに、上の小銭入れは自分で買った物。
下のは従業員から貰った誕生日プレゼント。
元々は同じ色だけど、革の経年変化は本当面白い。
こちらは、駆け出しの頃に購入した同じく万双の3つマチダレスとスコッチグレイン。
矢沢が琵琶ベースを武器にしていたのなら、私はこのダレスバッグとシューズを武器にしていた。
ビジネスマンにとって鞄とシューズはある意味武器。
良い武器を持つと仕事が楽しくなってくる。
そして背筋が伸びる気がするから、皆もボーナスで自分を高める先行投資してみよう。
但し買って満足をするのではなく、それに見合う男になる様努力し振る舞う事。
締まらないけど、そこんとこヨロシク!