あの震災から、やっと一週間。
こんな時に「もう」なんて言いがちだけれど
今回ばかりは「やっと」ですね・・・。


よく子どもと大人で

時間の流れる感覚が違う。と言いますが
あれは一説によりますと
自分が「未経験な事ほど体感時間が長い」という

ことが関係していると言われていて・・・
まさに、この一週間は

未経験の連続だったなと実感してます。


今日ご紹介する楽曲は

一週間前のあの夜に、ずっと聴いていた曲。


己の無力さを自覚しながらも

遠くに離れた、孤独な誰かへ

ささやかながらも

声を聴くだけでも力になりたい。という歌詞・・・


特にお気に入りなのが


君の知らない駅から

君の住む街を通る
バスが出るよ ♪


と言う箇所で。

例え離れていたとしても

なにかしら『繋がっている』という

実はユーミンの楽曲に何度も出てくる

テーマを感じさせてくれます。


若いリスナー

特に「いじめ問題」などで苦しむ

友人がいる人なんて

きっと心に刺さる楽曲だと思う。


本当に、辛い思いをしている大切な人に

してあげられる事なんて

実は少なくて、

その度に自分の非力さを実感して、

でも、そこで「無力」だと立ち止まる前に

少しだけ歩み寄る勇気をくれる。

そんな曲です。



Midnight Scarecrow / 松任谷由実 ★★★★★



KATHMANDU/松任谷由実
¥3,059
Amazon.co.jp