神戸の震災がきっかけで始まったという

1000人のチェロコンサート

神戸や広島で回を重ね

5年ぶりの開催を 被災地仙台

ゼビオアリーナ仙台にて 開催された




指揮者に 田久保祐一氏  ゲルノート・シュルツ氏を迎え

コンサートミストレスは ソン・ウンソン氏

NPO国際チェロアンサンブル協会主催で

壮大な 1000人のチェロ奏者

世界各国 全国各地から集まって

荘厳なメロディを奏でた



元々芸術大好き 音楽大好き 弦楽器大好き

クラシック大好き 大好きづくめの私

きっかけは 友人がこの 1000人のチェロに参加する事

2月に話を聞き 山梨からやってくる友人の演奏を

聴きたい一心で 足を運んだのだ

最初は コンミスの独奏
①鳥の歌/スペイン・カタロニア民謡/カザルス編曲

次がトップ奏者アンサンブル
②風の名前を教えて/作者不詳

これは作者不詳だが

震災後 失った人々へ電話をするための電話ボックス

しかし 返事は無く 風の音が聴こえるだけ

という 電話ボックスの曲だった

そして いよいよ1000人のチェロの演奏

③アヴェ・ヴェルコム・コルぷス/モーツァルト
この曲は、讃美歌 レクイエムだ
アメリカの9.11テロの 1年後にも流れていた

私は、かつてコーラスをしていた時
この曲をラテン語で歌った
意味もわからないし、難しい曲だった
しかし、その頃、ある日突然 身近な人の死と向き合う

その後 コーラスの練習に行くと
この曲が歌えず 涙が止まらなかった
初めて レクイエム(鎮魂歌)は
言葉は わからなくても 世界共通なのだと感じた
だから

この曲を聴くと 今でも
ただ ひたすら 涙が流れる



④讃歌/J.ウレンゲル

⑤バッサカリア/ヘンデル(ハルヴォルセン編曲)

⑥メロウ チェロ タンゴ/キーペ

⑦セレナーデ(アンダンテ)/F.ラッヒナー

⑧合奏とチェロ
千の風になって/新井満 訳詩 作曲
あすという日が/山本櫻子作詞 八木澤教司作曲

この二曲は 
岩手県立不来方高等学校音楽部
福島県立安積黎明高等学校合唱団
宮城県仙台三桜高等学校音楽部

との合唱とチェロ演奏

⑨スズキメソード
フランス民謡 むすんでひらいて
さぁ来なさい小さな子どもたち~クリスマスの歌

5歳~小さい子供たちがチェロを聴かせてくれた

⑩チェロのためのレクイエム/三枝成彰
三枝成彰氏も来場されていた

ここまでに 映像作成構成に 作家 柳田邦夫氏
三方に掲げたおおきな映像作品を 画家の香川広重氏

たくさんの方々のお力が チェロ演奏を支えている



そして最後の2曲は
ゲルノート・シュルツ氏の指揮

⑪レリジョーソ/ゴルダーマン

⑫「東北から世界へ」
~各国代表国メドレー/ミュラー

最後の曲は様々な有名な曲だったのだけれど
パンフには書いてなかった

私が 聴きわけた分だけ
⑫の中の曲

①アヴィニョンの橋の上で(フランス)
②グリーンスリーブス(イギリス)
③フニクリフニクラ(イタリア)
④コンドルが飛んでいく(アンデス地方)
⑤さくらさくら(日本)
⑥カリンカ(ロシア)
⑦リパブリック讃歌(アメリカ)
⑧アリラン(中国)

あと2曲あった気がする
10曲だった気がするのだけれど

他の人にも聞いたのだけれど
皆様 わからなかったので
さだかではない



仙台は 真夏の様だった

あの3.11の 非情の雪と寒さとは

違うところのように 晴れた空

アリーナの近辺は ここ数年で

あっという間に 拓けた

でも 大きな店舗が並ぶ横に

仮設住宅がある

復興は 表面は盛んのように見られるが

まだまだ 変わらない光景の

沿岸部も 残されている

今一度 初心に帰って

復旧 復興の何たるかを

考える時では ないだろうか