ルナーズ ファウンテン

岩手の夫の実家へ 墓参りに行ってきました。

そこは 宮城との県境ですが、お盆は8月14日しか 墓参りをしてはいけないのです。

その シキタリ に 従って、私は結婚以来、お盆は必ず 8月14日に 何としても行かなければ なりません。

夫の父母 夫の姉 夫の甥 と 三家の墓参り。

別々の場所にあるので、

行きは 墓参り三か所と 姉の家に挨拶し そして夫の実家へ。

帰りは 別の姉(甥の母親)の家に寄ります。

毎年 このパターンですが・・・。


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今年は 夫が早めに帰って そのまま 陸前高田と気仙沼を通って仙台に帰ろうか、と 言い出しました。

私は 実際の津波にあった被災地には 立ち入り禁止区域になっていたりして、ボランティアなどではない限り 簡単には入れなかったので 

5ヶ月後の真実をこの目で見よう と 賛成しました。



成人した息子たちが 三人とも関東より帰って来ていたので、夫は、息子たちに、あの震災の現実を見せたかったのだと思います。



陸前高田まではスムーズに行けて、かなり片付けられているとはいえ 家があったであろう跡や 一階部分が流された家々 下の部分が破壊されているビル など まだまだ TVを見るのとは また違う現実を 付きつけられました。

仮設住宅も 通りました。

しかし 陸前高田から気仙沼に行こうとした時、道が込み始め 同じ道をUターンした方が良いのではないか、という選択に、Uターンを決意。



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しかし 近道しようとした唐桑半島で、ナビにあるはずの道が 無い。

水没して、海抜0メートルならぬ、海抜マイナスOOセンチ ○○メートルと思われる道。

ナビには あるはずの道が 水に浸かって 無い。

結局、来た道を帰り さらに渋滞に巻き込まれ 一関 から高速で 仙台まで3時間以上かかって 帰って来ました。


携帯の画像が良くなくて あまり 良い写真が撮れてませんが、ご紹介いたします。

根こそぎ無くなった現実。

それと向き合いながら 生きている人々。




ルナーズ ファウンテン




我々は これらの現実に目をそむけず 生きていかなければならないのです。

この国に起こったこと。

今 起きていること。

昔のことでは ありません。

思い出したくなくても どんなに その映像が 辛いものであっても、実際の被災者の方と 自分の今を 考えてみて下さい。


この先 被災者が 光を見出せる 


そんな国であってほしい。


皆が忘れても 私はこの現実を 忘れたくない。


忘れない。


忘れない! ニッポン!!


ルナーズ ファウンテン