頭頸部内科は10:30、放射線科は12:00の予約だった。
家から約3時間、陽子線治療のできる癌専門病院に着いた。
中に入りあまりの人の多さに驚く、そしてここにいるのはみんな癌患者とその家族。癌と戦っている人がこんなにいるのかと、子供から高齢者までこんなにもいるのだと本当に驚いた。
なんとも複雑な気持ちになった、なんて表現したらいいんだろう、変な安心感が生まれたと言うか、自分だけじゃないと心強さのようなものを感じたと言うか、私ではないけれど、母の癌と戦う勇気をより持てた。
セカンドオピニオンで先生と話ができるのはコロナの事もあって2人まで、母本人と夫。
頭頸部で13時ごろまで待ったが、放射線科の方に先に行くよう言われ向かった。
放射線科でも1時間は待った。
ついに母が呼ばれた。