他人であるが故に | 竜宮城

他人であるが故に

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おじさんは、
サンタだよって微笑んだ。


学校から一人で帰ってる最中に
公園にいたおじさんがそう話しかけてきた。


街では有名な人だから、
わたしも顔と名前を知ってた。


確か、きょういくなんとかという役職の人だった。


線の細い人で、賢そう。

けど赤くないし、髭も少ない。


どう見てもサンタさんじゃなかった。



わたしが訝しむと、おじさんは破顔一笑する。


嘘だけどって、簡単に認めて。


それから
頭を優しく撫でてくるのを、
わたしは大人しく受け入れた。