1月30日の『虎ノ門ニュース』の続きです。
再度了承していただきたいのは、ここからの書き起こしは
1月23日時点の話なので
トランプ大統領がまだ「大統領令」を乱発する前の話です。
そこを念頭に、お付き合いください。
今回も3つに分割しました。
発言通りの書き起こしではありません。
わたしなりに文章を入れ替えたり、繰り返しは省いてます。
箇条書き、「です、ます」体混在です。
気になった部分を太字、色字に、(かっこ)内はわたしの捕捉です。
2017年1月30日『真相深入り!虎ノ門ニュース』
出演:青山繁晴氏 司会:居島一平氏
ここから↓
(1月23日収録につき、トランプ大統領が就任し、番組側で用意したテーマに沿っての解説)
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-38702737
(青山さんが気になる箇所を解説)
演説の出だしは良かったと思いますよ。
「The forgotten men and women of our country will be forgotten no longer.」
「我が国の置き去りにされた、忘れられた男女は決してもはや2度と忘れられることはない」
外国に仕事を取られ、
白人の中間層(大学に入れる家計だが、卒業できないレベルの白人がたくさんいる)を
ずっと救い出すと言ってる。
ここはいいんですが、選挙演説と同じ。
「This American carnage stops right here and stops right now」
「carnage」(カーネッジ)教科書で習うことのない単語。
どういう言葉かというと、「大虐殺」
それもこんな文脈で使うはずがなく
戦争でムチャクチャに殺しまくったという意味なんです。
「American carnage」だと米軍が大殺りくしたように聞こえる。
これは何を指しているかというと、
さっきの「The forgotten men and women」のことを言ってる。
アメリカ国内で大殺りくが行われていたのと同じだ、と。
給料乏しく仕事も失ったのは「American carnage」だと。
これ、例えば安倍総理が施政方針演説で言ったら、
「何言ってんだ、こいつは」でしょ。
しかも8年前オバマさんが就任した時より失業率はるかに改善してて
白人の中間層が弱ってるのは事実だけど、
アメリカ経済自体は非常に好調で、
中国経済が崩壊現象をおこし、ロシアもダメな中で、
アメリカ経済がけん引して、
日本経済もその恩恵にあずかってるわけですよ。
だから突然、アメリカで行われている人殺し、
大殺りくって言われたら、みんなポカンとするわけです。
「stops right here」もう1回続けて「stops right now」と。
完全に浮いてますよね。
これ日本国内では全然語られてないのかな?
アメリカのメディアはこれに仰天して、
逆にいうとトランプさんの足引っ張りたい人は、
「おもしろい」(delightful ディライトフル)じゃないけど、
もう喜んで「こんなひどいこと言ってるじゃないか、
アメリカおとしめてるじゃないか」と。
これは31歳のスピーチライターが(原案)書きました。
推測だけど、スピーチライターとしては過激に書いといて、
トランプさんがある程度自分の意見で和らげるだろう、と。
実際に赤ペンで直したのは本当。
ここ多分(直しを)入れるだろうと思ったでしょうね。
でも言い方を和らげないのが天才的破壊者のトランプさんだけど
ちょっとこれは今後も尾を引くと思うな。
さらに、日本や他の国関係あるところでびっくりしたのは
「We must protect our borders from the ravages of other countries making our products, stealing our companies, and destroying our jobs. 」
「We must protect our borders」国境を守らねばならない。
メキシコの間に壁造ろう、でもカナダとの間にとは決して言わない。
完全に人種差別ですけど。
何から守るか、といったら
「from the ravages of other countries」
「of other countries」といったら、
間違いなく今までのトランプさんの言動からすると日本も入ってる。
「ravages」というのは、他国を侵略しまくる、
それもきつい殺しとか、略奪とか無理無体な事をすべて含めて奪いつくす事、
他の国から、或いは他者から。
それやってんですか?アメリカに対して。
逆だろ、アメリカがやってんだろ、それ。
日本がそれをいつやったんですか?
と言われるから、後ろに説明がついてて、
「making our products」勝手に俺たちが造るものを造りやがって、
「stealing our companies」盗みやがって、
「and destroying our jobs」俺たちの仕事を破壊したんだ。
それは、いわば「ravages」だと言ってるんだけど
さっきの「American carnage」と同じで。
じゃあトヨタが苦労してアメリカ国内に工場造って、
むしろアメリカ人の職を増やして、
アメリカの自動車の値段をおかげで下げて、
アメリカ国民が安全な安い車を手にできるようになって、
それだけじゃなくて、日本で造って輸出したらいいのに、
それをトヨタもホンダも一所懸命がんばってアメリカ国内に工場造ってるわけですから。
メキシコだけじゃなくて。
それが「ravages」と言われるわけ?
いつ侵略したんだ?俺たちがって。
これは黙ってるわけにいかないですよ。
すぐ知り合い(軍関係者?)に電話しました。
「ざけんじゃねぇ」と。
軍の知り合いに
「ravages」とはどういう意味だ?
この中に同盟国も入ってる、
「同盟国除く」ならいいけど「of other countries」と
日本をもろに入れてるじゃないか、と。
それが「misunderstand」誤解に基いてるだけだと、
事実無根だと強硬に抗議した。
米軍によれば
「抗議したのはあなただけだ(日本人で青山さんだけ)」。
「ちゃんと言ってくれてよかった。我々と同盟関係だから『ravages』はおかしい」と。
実際に(米軍の人も)そういう反応ですから。
そもそも同盟してる国とバッティングになってめちゃくちゃになります。
決して短くない演説の中で、国際社会に対してどうするのか、がほとんどない。
さっきの仕事をみつけてやるって話の繰り返し。
これを「内向き」や、アメリカは「孤立主義に戻る」と安直に言いたくないが、
この演説聞く限りは、
アメリカが世界の警察官であって、世界の秩序を維持したい、
という事が全部失われている。
これはいい機会じゃないですか。
アジアの平和も、もちろん日本の安全も、そしてもちろん拉致被害者の奪還も
全部自分(自国)でやんなきゃいけない。
拉致事件だけはちょっとかわって違う(拉致は次の項で詳細)
この就任演説はどこかで補わないといけない。
日本と違って国会答弁できないから。
さっきの上院が権限を持ってるという話は大事で
なんと合衆国大統領は議会の中に足を踏み入れられない、招待状が来た時だけ。
例えば一般(?)演説とか。
だから日本の国会議員がアメリカの上院に働きかけて
「続きを演説できるようにしましょう」と。
例えば外交演説という形でいいんだから、通常(演説)だから。
その中で、国際社会とどうやって関わるかという事を、
きちんと、「ravages」じゃなくて、こんな乱暴な言葉を使うんじゃなくて、
ちゃんと同盟国とそうじゃない国は仕分けて
特に日本に対してはきちんと仕分けて。
巨大な貿易赤字を生み出してるのは中国と、むしろドイツですから。
日本はむしろかなり前の時代に技術力克服してるわけだから、
そういうこともちゃんとぼくも含めて働きかけをして
演説のやり直しをしてもらわなくちゃいけない。
これだけ重大な中身があるのに、地上波でほとんど語られてない。
世界の独裁者が、みんな安倍命。
プーチンさんが北方領土で全然話が合わない。
プーチンさん曰く、主権はロシアに残せ、ロシア軍は(北方領土に)いたい、
アメリカ軍は来るな、そう言ってるのを
安倍さん棚上げにしようとするから、プーチンさん頭に来てるわけ、本当は。
だから長門で風呂入らなかった。遅れてきたからじゃない。
遅れてきたの恐らくそれがあって、ああやって怒りを表してるんですよ。
でも依然として、「シンゾーの為なら命懸けてもいい」。
これが、トルコのエルドアン大統領、フィリピンのドゥテルテ大統領、
とにかく恐ろしい独裁者はみんな安倍命。安倍さん大好き。
トランプさんと(2016年)11月にトランプさんの金ピカ御殿で会った。
なぜかアメリカの情報局、(会談の)中身をみんな知ってて、
トランプさんが
「安倍さんめっちゃいいやつだ、こいつほんとはいいやつだ」と。
どうしてか、というと、アメリカの情報機関の当局者によれば、
安倍晋三さんの英語が気に入った、と。
安倍さんが敬語(丁寧な表現の英語)を使わずにストレートに言ったことがいたく気に入ったと。
大統領に決まると、周りはおべんちゃらな世界になる、アメリカでも。
それをシンゾー・アベは非常にストレートに言ってくれたので(気に入った)。
要するに、安倍さんていう人は稀代の人たらしですよね。
それがトランプ対策には一番有効なんです。
つまりトランプさんはムチャクチャ忙しい、忙しくなると最後は好き嫌いにもなる。
本当は忙しくなればなるほど冷静に判断しなきゃならないけど、
こいつと付き合うといい予感するとか悪い予感するとかがすっごく左右するわけ、国運を。
でもこれが一番大きくて、そもそも日米については
さっきの自衛隊に行けと言われる(可能性)以外はあんまり心配がない。
その3へ続く
1月30日『虎ノ門ニュース』を見て その1
1月30日『虎ノ門ニュース』を見て その3
再度了承していただきたいのは、ここからの書き起こしは
1月23日時点の話なので
トランプ大統領がまだ「大統領令」を乱発する前の話です。
そこを念頭に、お付き合いください。
今回も3つに分割しました。
発言通りの書き起こしではありません。
わたしなりに文章を入れ替えたり、繰り返しは省いてます。
箇条書き、「です、ます」体混在です。
気になった部分を太字、色字に、(かっこ)内はわたしの捕捉です。
2017年1月30日『真相深入り!虎ノ門ニュース』
出演:青山繁晴氏 司会:居島一平氏
ここから↓
(1月23日収録につき、トランプ大統領が就任し、番組側で用意したテーマに沿っての解説)
トランプ大統領就任演説
(英文はこちらからお借りしました)http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-38702737
(青山さんが気になる箇所を解説)
演説の出だしは良かったと思いますよ。
「The forgotten men and women of our country will be forgotten no longer.」
「我が国の置き去りにされた、忘れられた男女は決してもはや2度と忘れられることはない」
外国に仕事を取られ、
白人の中間層(大学に入れる家計だが、卒業できないレベルの白人がたくさんいる)を
ずっと救い出すと言ってる。
ここはいいんですが、選挙演説と同じ。
「This American carnage stops right here and stops right now」
「carnage」(カーネッジ)教科書で習うことのない単語。
どういう言葉かというと、「大虐殺」
それもこんな文脈で使うはずがなく
戦争でムチャクチャに殺しまくったという意味なんです。
「American carnage」だと米軍が大殺りくしたように聞こえる。
これは何を指しているかというと、
さっきの「The forgotten men and women」のことを言ってる。
アメリカ国内で大殺りくが行われていたのと同じだ、と。
給料乏しく仕事も失ったのは「American carnage」だと。
これ、例えば安倍総理が施政方針演説で言ったら、
「何言ってんだ、こいつは」でしょ。
しかも8年前オバマさんが就任した時より失業率はるかに改善してて
白人の中間層が弱ってるのは事実だけど、
アメリカ経済自体は非常に好調で、
中国経済が崩壊現象をおこし、ロシアもダメな中で、
アメリカ経済がけん引して、
日本経済もその恩恵にあずかってるわけですよ。
だから突然、アメリカで行われている人殺し、
大殺りくって言われたら、みんなポカンとするわけです。
「stops right here」もう1回続けて「stops right now」と。
完全に浮いてますよね。
これ日本国内では全然語られてないのかな?
アメリカのメディアはこれに仰天して、
逆にいうとトランプさんの足引っ張りたい人は、
「おもしろい」(delightful ディライトフル)じゃないけど、
もう喜んで「こんなひどいこと言ってるじゃないか、
アメリカおとしめてるじゃないか」と。
これは31歳のスピーチライターが(原案)書きました。
推測だけど、スピーチライターとしては過激に書いといて、
トランプさんがある程度自分の意見で和らげるだろう、と。
実際に赤ペンで直したのは本当。
ここ多分(直しを)入れるだろうと思ったでしょうね。
でも言い方を和らげないのが天才的破壊者のトランプさんだけど
ちょっとこれは今後も尾を引くと思うな。
さらに、日本や他の国関係あるところでびっくりしたのは
「We must protect our borders from the ravages of other countries making our products, stealing our companies, and destroying our jobs. 」
「We must protect our borders」国境を守らねばならない。
メキシコの間に壁造ろう、でもカナダとの間にとは決して言わない。
完全に人種差別ですけど。
何から守るか、といったら
「from the ravages of other countries」
「of other countries」といったら、
間違いなく今までのトランプさんの言動からすると日本も入ってる。
「ravages」というのは、他国を侵略しまくる、
それもきつい殺しとか、略奪とか無理無体な事をすべて含めて奪いつくす事、
他の国から、或いは他者から。
それやってんですか?アメリカに対して。
逆だろ、アメリカがやってんだろ、それ。
日本がそれをいつやったんですか?
と言われるから、後ろに説明がついてて、
「making our products」勝手に俺たちが造るものを造りやがって、
「stealing our companies」盗みやがって、
「and destroying our jobs」俺たちの仕事を破壊したんだ。
それは、いわば「ravages」だと言ってるんだけど
さっきの「American carnage」と同じで。
じゃあトヨタが苦労してアメリカ国内に工場造って、
むしろアメリカ人の職を増やして、
アメリカの自動車の値段をおかげで下げて、
アメリカ国民が安全な安い車を手にできるようになって、
それだけじゃなくて、日本で造って輸出したらいいのに、
それをトヨタもホンダも一所懸命がんばってアメリカ国内に工場造ってるわけですから。
メキシコだけじゃなくて。
それが「ravages」と言われるわけ?
いつ侵略したんだ?俺たちがって。
これは黙ってるわけにいかないですよ。
すぐ知り合い(軍関係者?)に電話しました。
「ざけんじゃねぇ」と。
軍の知り合いに
「ravages」とはどういう意味だ?
この中に同盟国も入ってる、
「同盟国除く」ならいいけど「of other countries」と
日本をもろに入れてるじゃないか、と。
それが「misunderstand」誤解に基いてるだけだと、
事実無根だと強硬に抗議した。
米軍によれば
「抗議したのはあなただけだ(日本人で青山さんだけ)」。
「ちゃんと言ってくれてよかった。我々と同盟関係だから『ravages』はおかしい」と。
実際に(米軍の人も)そういう反応ですから。
そもそも同盟してる国とバッティングになってめちゃくちゃになります。
決して短くない演説の中で、国際社会に対してどうするのか、がほとんどない。
さっきの仕事をみつけてやるって話の繰り返し。
これを「内向き」や、アメリカは「孤立主義に戻る」と安直に言いたくないが、
この演説聞く限りは、
アメリカが世界の警察官であって、世界の秩序を維持したい、
という事が全部失われている。
これはいい機会じゃないですか。
アジアの平和も、もちろん日本の安全も、そしてもちろん拉致被害者の奪還も
全部自分(自国)でやんなきゃいけない。
拉致事件だけはちょっとかわって違う(拉致は次の項で詳細)
この就任演説はどこかで補わないといけない。
日本と違って国会答弁できないから。
さっきの上院が権限を持ってるという話は大事で
なんと合衆国大統領は議会の中に足を踏み入れられない、招待状が来た時だけ。
例えば一般(?)演説とか。
だから日本の国会議員がアメリカの上院に働きかけて
「続きを演説できるようにしましょう」と。
例えば外交演説という形でいいんだから、通常(演説)だから。
その中で、国際社会とどうやって関わるかという事を、
きちんと、「ravages」じゃなくて、こんな乱暴な言葉を使うんじゃなくて、
ちゃんと同盟国とそうじゃない国は仕分けて
特に日本に対してはきちんと仕分けて。
巨大な貿易赤字を生み出してるのは中国と、むしろドイツですから。
日本はむしろかなり前の時代に技術力克服してるわけだから、
そういうこともちゃんとぼくも含めて働きかけをして
演説のやり直しをしてもらわなくちゃいけない。
これだけ重大な中身があるのに、地上波でほとんど語られてない。
トランプ大統領と安倍首相
安倍首相は普通の人。だけど安倍命の人が多い。世界の独裁者が、みんな安倍命。
プーチンさんが北方領土で全然話が合わない。
プーチンさん曰く、主権はロシアに残せ、ロシア軍は(北方領土に)いたい、
アメリカ軍は来るな、そう言ってるのを
安倍さん棚上げにしようとするから、プーチンさん頭に来てるわけ、本当は。
だから長門で風呂入らなかった。遅れてきたからじゃない。
遅れてきたの恐らくそれがあって、ああやって怒りを表してるんですよ。
でも依然として、「シンゾーの為なら命懸けてもいい」。
これが、トルコのエルドアン大統領、フィリピンのドゥテルテ大統領、
とにかく恐ろしい独裁者はみんな安倍命。安倍さん大好き。
トランプさんと(2016年)11月にトランプさんの金ピカ御殿で会った。
なぜかアメリカの情報局、(会談の)中身をみんな知ってて、
トランプさんが
「安倍さんめっちゃいいやつだ、こいつほんとはいいやつだ」と。
どうしてか、というと、アメリカの情報機関の当局者によれば、
安倍晋三さんの英語が気に入った、と。
安倍さんが敬語(丁寧な表現の英語)を使わずにストレートに言ったことがいたく気に入ったと。
大統領に決まると、周りはおべんちゃらな世界になる、アメリカでも。
それをシンゾー・アベは非常にストレートに言ってくれたので(気に入った)。
要するに、安倍さんていう人は稀代の人たらしですよね。
それがトランプ対策には一番有効なんです。
つまりトランプさんはムチャクチャ忙しい、忙しくなると最後は好き嫌いにもなる。
本当は忙しくなればなるほど冷静に判断しなきゃならないけど、
こいつと付き合うといい予感するとか悪い予感するとかがすっごく左右するわけ、国運を。
でもこれが一番大きくて、そもそも日米については
さっきの自衛隊に行けと言われる(可能性)以外はあんまり心配がない。
その3へ続く
1月30日『虎ノ門ニュース』を見て その1
1月30日『虎ノ門ニュース』を見て その3