真っ暗だ‥‥ここはどこ?私はどうなったの?
‥‥
‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥声だ、誰かの声が聞こえる‥‥。

これは一体誰の声?
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「本当にいいのか?」
慣れない剣を持ち男は訊ねる。
「あぁ、もう私に出きることはやりきった。」
訊ねられた女は男の目を見つめきっぱりとそう言う。
『そうではない。』
男はそう思い口を開くが言葉がでない、でないまま顔を俯ける。
「さぁ、一思いにやってくれ。」
そう言い女は目を瞑る。
それは、とても穏やかな顔をしていた。
男は震える手に力を入れ剣を振り上げる。
そして‥‥

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‥‥
‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥う~ん‥‥
なんだろう‥‥何か聞こえる‥‥心なしか体もものすごい揺れている‥‥。
「いい加減に起きろ!」
物凄く大きな声にルナは飛び起きる。
何があったのだとキョロキョロと辺りを見渡せば傍らには白い髪に赤いメッシュが入った男性が眉間に皺を寄せてルナの事をみていた。
「やっと起きたのか。」
男性はやれやれと首をふりルナの前に手を差し出してくる。
ルナはその手を握り、ぴょん!と起き上がる。
「えっと‥‥あなたは‥‥?」
心当たりのない人物にルナはどうようを隠せない。
「俺はロートだ、感謝しろよ?」
どうして?とルナが聞くとマウエズとの抗戦中に煙幕を張ったのはロートだという。
そういえば、この声は聞いたかも知れないとルナは思うもののロートが助けてくれる意味がわからなかった。
「俺はマウエズに用があったんだがな‥‥」
なるほど、ルナを助けたのにはさっさと帰ってくれとの意があったのだと納得する。
しかし、ロートは何故ルナのそばにいるのだろう?マウエズとの用が済めばほっといても構わなかっただろうに。
「マウエズは話やすい感じではなかったし今、俺が必要としているのはソレだ。」
ロートの指がさすのはルナの手。
そこにはマウエズから貰ったメモが握られている。
「そうなんだ‥‥でも私はまだおつかいの‥‥
お嬢様のおつかいの途中だと説明しようとするルナの前にドッと袋が落とされる。
「これを集めていたんだろう、持ってけ」
有無を言わさぬロートにルナはそっと袋を拾い上げる。
それを見たロートはにっと笑い
「さぁ、行こうか。お嬢さん?」
新たな仲間を加えてルナにゃんの冒険は続く
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どうも!皆さん!JUNIです!

久しぶりのお話回!そして待望のルナにゃんのお話ですよ!
振り返って見ると本編のお話が2017年3月6日の第19話で止まってた‥‥ってことでいいのかな?

書いた本人も何処までが本編でいいのか分からない状態(笑)

‥‥笑い事じゃないですね( ̄・ω・ ̄)
次は覚えているうちに続きを出せたらいいな~



ではでは!