「おい、そこで何をしている?」




必死でイッチーを動かそうとするユニは突然声をかけられる。
「ぅ‥‥え?」
どうしようかと困惑するユニを横目に青年はイッチーの状態をみる。
そしてその場でメモを書きユニに渡す。
「ここに書いてあるものを買ってきてくれ。」
そう言いイッチーを動かしはじめる。
ユニは慌てて頷き店へと走る‥‥。
ΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞΞ
「うっ‥‥ぐっ‥‥」
どの位がたっただろうか?
イッチーは目を覚ます。
「イッチー!よかった‥‥」
ユニはホッと胸を撫で下ろす。

「ここは‥‥?」
ゆっくりと立ち上がるイッチーに
「まだ街よ‥‥その‥‥あの‥‥」
イッチーは気がつく、自分の目が片方見えていないことに。
「ご、ごめんなさい‥‥」
申し訳なさそうにしゅんとするユニに
「気にすることはない。」
といい辺りを見回す。
それに何か気がついたようにユニが
「あ!えっとね?ロートさん?が用事はもう終わったからって‥‥」
と食料などをイッチーに手渡す。
「‥‥そうか。」
そのままこの街を出ようと歩きだす。
