フトマニ図とは
フトマニ図とは、龍体文字48文字の一覧図のことです。
豊受大御神が、伊邪那岐命と伊邪那美命に授けた「神様の座席図」と言えます。
円形に配置した文字を神様に見立てて、48柱の神々が鎮座している様子を表しています。
イザナギとイザナミの子どものアマテラスは、フトマニ図に書かれている言葉を組み合わせて128首の和歌を編集し、占いの元にしました。
１番内側の円
左回りと右回りの渦が描かれています。
左回りの渦は、拡大するエネルギーを象徴する男神、右回りの渦は、収縮するエネルギーを象徴する女神を表しています。
子宮のようなマークは、イザナギの拡大のエネルギーと、イザナミの収縮のエネルギーによって、宇宙が誕生したことを表しています。
２番目の円
「とほかみゑひため」と書かれています。
神道で「三種の祓」と呼ばれている最高の祓言葉(祝詞)です。
順番に文字を辿ると、八芒星が描かれます。
八芒星には、エネルギーを集めてパワーを高める働きがあります。
３番目の円
「あいふへもをすし」と書かれています。
「あわの歌」の頭文字です。
「あわの歌」は、日本最古の叙事詩と言われる「ホツマツタエ」に登場する48音からなる五七調の歌です。
五穀豊穣を願う歌であり、歌うと心身ともに美しく健やかになると言われています。
順番に文字を辿っていくと「とほかみゑひため」とは反対回りの八芒星が描かれます。
１番外側の円
２文字ずつ「やま」「はら」「きに」「ちり」「ぬう」「むく」「えて」「ねせ」「こけ」「おれ」「よろ」「その」「ゆん」「つる」「ゐさ」「なわ」の32文字が書かれています。
それぞれの文字には意味があり、宇宙の森羅万象を表しています。
