二項対立による演劇の崩壊が日本人にとっての目覚め | 隠されていた真実と黄金時代の到来!

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 テレビニュースが特定のプロパガンダを流すものであることは、目覚めた人たちにとっては常識となり、まともにテレビを見ることはなくなりました。
 
 しかしまだ目覚めていない人たちにとって、テレビは情報源のひとつであり続けています。
 
 とはいえ、最近のニュースは益々理解し難くなり、さすがに違和感を持つ人が増えてきたようです。
 
 なぜ違和感を持つようになったのかの理由のひとつに、テレビニュースで二項対立による演劇が崩壊し始めていることが挙げられます。
 
 いわゆるA対Bのような、分かりやすい対立構造を作れない状況が、視聴者に違和感を抱かせるようです。
 
 今回はそんな二項対立の崩壊を感じさせる最近の話題を取り上げるとともに、二項対立こそ3次元世界を支配するツールであり、それを乗り越えるために必要なことについて書きました。
 

  二項対立では分からなくなってきた3つのニュース

 

 

 先日、美容院で流れていたテレビニュースを見て、美容師さんが「最近のニュースはよく分からない」とつぶやきました。

 

 この言葉が象徴しているように、このところ報道されているニュースは分かりにくくなったと言えます。

 

 その分かりにくさとは、単純な二項対立ではなくなった点にあるように感じます。

 

 つまり、正義VS悪のような単純な対立構造ではない、もう少し言えば、対立構造を演出できなくなってきたと言うことができるでしょう。

 

 ここでは、そうした事例を3つ取り上げてみます。

 

ナワリヌイ氏の死亡に関する報道

 

 

 最近よく話題に挙がるのは、ロシアの反体制派の指導者であるナワリヌイ氏の死亡に関する報道です。

 

 死因は「突然死症候群」であるとされていますが、遺体の引き渡しができないとして、ナワリヌイ氏の妻や母親が訴えかけていると報道されています。

 

 こうした報道はナワリヌイ氏を「悲劇のヒーロー」のように仕立てて、情に訴えかけているように見えます。

 

 そして「プーチンは許せない」という感情を煽っているようにしか見えません。

 

 これまでは国際情勢をよく知らない日本人であれば、このような劇場型の報道をすれば簡単に騙せましたが、最近はそう簡単にはいかなくなっているように思われます。

 

 ネットを見ればいくらでも情報を探せる時代ですから「なぜ、ロシアとウクライナの対立は続いているのか?」と考えれば、日本のメディアが報道しているような勧善懲悪の物語ではないのが分かります。

 

 プーチン大統領が悪者であると一生懸命印象操作したい日本のメディアですが、さすがにわざとらしいことに気付いている国民は増えているように思います。

 

松本人志氏の活動休止をめぐる騒動

 

 

 対立構造という意味では、少し前に松本人氏の問題が、ワイドショーを賑わせました。

 

 当初は性加害疑惑はないと主張していたのに、微妙に論調が変わり、だんだんよく分からなくなってきました。

 

 裁判に注力するために活動を休止するというのも、これまでの芸能ニュースでは見かけなかったパターンであり、目覚めていない人たちの間では混乱が起こっていることでしょう。

 

 では記事を出した文春が正義で、松本氏は悪なのかといえば、それもよく分かりません。

 

 裁判で争うとのことですが、その頃には世間の関心も薄れてしまっているように思われます。

 

 松本氏の事例も、どういう二項対立なのかがはっきりせず、また長い時間をかけないと真偽が全く分からないという情報に晒されるという状況が作られていると言えます。

 

ワクチンをめぐる対立

 

 

 更には、これまで続いてきたワクチン推進VS反ワクチンという対立も、見えにくいものになってきていると思います。

 

 これまでは、コロナが流行しているムードを作り「とにかく打て打て」と、専門家がしきりにアピールし、有名人を起用してワクチン接種を推進してきました。

 

 ワクチン推進が正義、反ワクチンが悪かのような構図を作ってきたのが、いよいよ主要メディアでもコロナワクチンの異様な副作用被害の多さを報道するようになりました。

 

 これまでは「ワクチンを疑う人はおかしい」という印象操作が行われてきましたが、話はそう単純ではなくなってきました。

 

 また多くの人が望んでいた「コロナ明け」とは、公費負担を4月から全面撤廃になるというニュースでした。

 

 全く清々しいムードではなく、更にワクチン後遺症の報道と重なって「結局何が正しかったのか?」と、ここでも二項対立が崩壊していく様を見ることができます。

 

  3次元世界を支配する二項対立

 

 

 こうしてテレビのニュースを眺めてみると、いかに二項対立の構図を作っているものが多いかが分かります。

 

 二項対立こそ、3次元世界を支配するためのツールであると言えます。

 

 改めて二項対立による支配の仕組みについて、二項対立の考え方の特徴から考えてみましょう。

 

0か1かの二択という安心感

 

 

 まず3次元世界の人たちにとって、二項対立の構造は安心感を生み出すものだということです。

 

 なぜなら、膨大過ぎる情報の中で何が正しいのかを考えるのは、とても難しいことだからです。

 

 そして何が正しいのか分からないという状態は、不安を生み出します。

 

 しかし0か1かという二択であれば、どちらかを選ぶだけという極限まで問いを簡単にしたものです。

 

 直感だけでどちらかを選ぶことができるのが、二項対立の世界なのです。

 

 しかも二項対立は、0か1のいずれか一方を選ぶのと同時に、0と1で世界の全てを表すことができます。

 

 つまり片方は正しい、片方は間違っているというシンプルな論法が成り立ちます。

 

 ロシアVSウクライナ、ワクチン推進VS反ワクチン、与党VS野党など、単純な対立構造は、確かに分かりやすいものです。

 

 しかし二者だけの世界を作り上げると、当然零れ落ちてしまうものがあります。

 

 そのため、単純化された世界=幻想の世界が生み出されてしまいます。

 

 二項対立の外側に、本当は膨大に広がる世界を、見なくなってしまうという大きな欠点があります。

 

支配に便利な二項対立

 

 

 二項対立の大きな欠点である0か1かという単純な構図以外の要素に目を向けさせないという特徴は、支配のために利用されてしまいます。

 

 そのやり方も至ってシンプルであり、片方を大いに持ち上げ、もう一方をひたすら悪く言うことで、選択肢がひとつしかないと思わせる方法です。

 

 こうしたやり方をプロパガンダというのは、聴いたことがあると思います。

 

 プロパガンダとは、特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った行為です。

 

 最近ではワクチンにおいて、強烈にプロパガンダが行われました。

 

 とにかくワクチンが唯一の救済策かのように思わせ、それ以外の対策はないかのような報道が行われました。

 

 また、反ワクチンと言われる人たちを「陰謀論者」呼ばわりし、逆賊のような扱いをしました。

 

 ワクチンを支持する主張だけ国民に見せ、またそれに反する人たちを批判する、正にプロパガンダでした。

 

 ワクチンは良いもの・悪いものという単純な二項対立に持ち込み、打つか打たないかだけをとにかく選ばせる状況を作りました。

 

 本来は「ワクチンを打って何が起こるか分からない」状況だったのですが、とにかく打たせるために二項対立に持って行き、プロパガンダを流しまくったのです。

 

 3次元の人たちは二項対立に持ち込まれると、その中にはまり込んでしまいます。

 

 ただしその二項対立ができるだけシンプルで、例外のない状況を作らないといけません。

 

 最初に述べた最近のニュースでは、シンプルな二項対立が崩れ始め、国民も安易にプロパガンダに乗りにくい状況が生まれつつあるのではないかと思っています。

 

  二項対立から脱するために——自分軸で決める世界へ

 

 

 最後に、二項対立の世界から脱するために必要なことを書いておきましょう。

 

 二項対立の世界から抜け出すためには、まず俯瞰の視点をいかに持てるかが重要になってきます。

 

 二項対立は自然に生まれるものは、限りなく少ないと思った方が良いでしょう。

 

 自然に生まれるものは、生物学的な性(男と女)・生と死など、正に自然界に存在する現象くらいしか、二項対立はないのです。

 

 正義と悪・国と国など、人間が作り出した概念(=幻想)は、二項対立としてあったものではありません。

 

 国は人が決めたものですし、正義か悪かなどの概念は、人それぞれの尺度があるはずです。

 

 二項対立に陥らないためには、俯瞰の視点を持つとともに、最後は自分で決めるという自分軸を持つことが重要です。

 

 二項対立とは勝手に二択問題にすり替えられることですが、本来生きていくために起こる問いは、全てオープンクエスチョン=回答の制限はないものです。

 

 誰かが決めた選択肢を選ぶのではなく、自分で考えて自分なりに出した結論こそ、二項対立から脱出する方法です。

 

 現在、旧体制の崩壊が進む中、メディアなどの力も落ちているように思われます。

 

 分かりやすい二項対立を作れなくなると、さすがの日本人も違和感を持つようになるでしょう。

 

 二項対立の演劇が崩壊する時、目覚めていない人は大いに混乱するはずです。

 

 しかしその時が、目覚めのタイミングとも言えるのではないでしょうか。