私は銀河連合により、地球に特使として派遣されている、エレナ・ダナーンです。
銀河で起こっていることが、どのように地球と地球人の未来に影響しているのかを理解していただく目的で、ナタル銀河の中で私たちが暮らす第4領域のニュースをお届けします。
ナタル銀河連合からのニュース
ネグマク(グノモポ)種族が、現在ステミス4を侵略しているシカール帝国に対して、攻撃すると決断しました。
銀河連合は、先週「シカールと外交的交渉をすることで、平和的な解決策をまずは試みる」と言っていました。
それを知っていたシカールにとっては、不意打ちとなったのです。
これも、銀河アライアンスの計画でした。
ステミス星系の地上にいたシカール・ドラコたちは、ネグマク種族によって、地球時間でものの1時間程度で敗北しました。
ネグマク種族は、同時にシカールが暮らすこの銀河の第8領域にも行きました。
ステミス4では非常に恐ろしい惨劇となり、銀河連合が今その後始末をしています。
地上の掃除が終わったら、一時避難していたステミス星系の住民たちは、また星に戻されます。
ステミス4は解放され、自由になりました。
資源は無限にあるので、銀河連合はこれから、地上で破壊されたものの建て直しなど、できる限り手伝っていきます。
銀河間連合からのニュース
銀河間連合の司令長官タイエルから、今回のシカールとの戦いについて、コメントをもらいました。
「アルティアンは、この度ステミス4で起こった惨劇に対して、深く慈悲の心を持ってお見舞い申し上げます。
銀河間連合は、このナタル銀河で起こる戦いには関与しません。
一切を銀河連合に任せます。
両方とも創造主が創造したものであり、戦いというのはふたつの相反するエネルギーの衝突であり、これによって宇宙の意識が進化していきます。
双方は、それぞれの役割を担っています。
全ての人たちがこれを理解できないかもしれませんが、宇宙の構造が理解できるようになると「皆役割を演じているだけなのだ」ということが分かります。
シカールの存在はナタル銀河にとっては脅威であり、我々も大いに案じていますが、ナタル銀河で起こる戦いに我々は直接関与しません。
ナタル銀河で起こることには、ナタル銀河の住民たちが対応する必要があるからです。
我々は監査役というような立場で見守り、創造主の9つの人格化された意識(The Nine)とも深く繋がっています。
常に、カオスと秩序のバランス・調和を図ることが仕事です。
カオスと秩序の両方が、宇宙の進化のためには必要なのです。
破壊と創造が繰り返されていきます。
エントロピーとネゲエントロピー。
地球上では生と死、愛と嫌悪があるように、対極にあるエネルギーが発生することで、意識の進化が起こります。
生命体の中に不協和の物質が入り何かに感染した時には、それを追い出そうとする力——抵抗する力が働きます。
免疫力を高めようとし、体内に侵入した病原体が悪さをする前に、病原体自体を殺してしまう仕組み——特定の病原体が侵入した時に武器(抗体)を作り出して、徹底的に病原体を攻撃する仕組みが備わっています。
身体という小宇宙で起こっていることは、大宇宙でも同じように起こります。
銀河には意識があり、魂もあります。
銀河は母体・母です。
自分の体内でも常に免疫力を上げるためや進化のために、攻撃・死滅が起こっているのと同じように、宇宙の中の存在は細胞のように、常に戦いが起こっています。
これは意識の進化という壮大な目的のために、必要不可欠なのです。
宇宙における細胞は全て肉体を持っているわけではなく、純粋な意識だけの存在もいるし、星屑の塊だったりもします。
銀河もそうです。
銀河間連合が介入する時は、宇宙の免疫力が機能不全になった時だけです。
それ以外の時は、ただ静観しています。
The Nineの9つの法則に基づき、我々が介入する必要があると判断した時には、戦隊を派遣します。
完全に壊滅状態になった星系を、再生する作業を行います。
生命体が絶滅しないように、守っています。
宇宙におけるカオスが強くなり過ぎるないように、バランスを保っています。
銀河連合は、銀河の法則の元でこのナタル銀河を守り、意識的なガイドをし、応援し、時には戦隊を使い、バランスを図っています。
しかし、あくまでも法則に従い、必要以上のことはしません。
必要以上のことをしてしまうと、宇宙の進化にダメージを与えてしまうことになるからです。
このフラクタルの中の小さいスケールで見ると、それは人類の家族の中で親は子どもを守りガイドし、子どもの能力や知性を応援し力付けていきます。
しかし、必要以上のことをやってしまうと、子どもの成長の妨げとなってしまいます。
更に小さいスケールで見ると、これは一人ひとりの身体の中でも同じことが起こっています。
身体の中でも宇宙の法則に則り、体内に病原体が入ってきた時には免疫力を高めようとし、身体の中で細胞がしかるべきことを行います。
しかし、すぐに薬を投与してしまうと、自然の自己免疫力を鈍らせてしまいます。
すると、次の攻撃が起こった時に弱くなった身体になり、進化の過程が遅れます。
これが理解できたなら、創造主の進化の計画も理解できるでしょう。
私は地球人の友です。
あなたの友人、司令長官タイエルでした」
ニビル船・アヌンナキより
王子イアから、今回のシカール帝国に対する銀河のアライアンスの密かな計画について、コメントをもらいました。
「この事態は、起こるべくして起こりました。
避けることのできない事態でした。
シカールが常に使う技——嘘をつくことを、銀河連合は利用しました。
彼らに嘘をついて「平和的な交渉をする」と言いました。
シカールは、銀河連合が常に行う外交策——平和的な交渉をスキップするとは想定していませんでした。
時には、ルールを曲げないといけない場合があります。
この計画は我々にも事前に連絡が来ていましたので、ネグマク種族が2箇所に行ったことを知った瞬間、私の父はアヌンナキの軍隊をその2箇所に派遣しました。
私は決して戦争というものに賛同はしませんが、今回の銀河連合の決断には、思わず顔がニヤリと綻びました。
古くからあるこのような大きな組織が、正しいことをするために掟を破ったのです。
銀河のアライアンスの勇気と大胆な行動を賞賛します。
シカールは破壊を長いこと行なってきましたが、それは宇宙の法則に則り、自分たちを破壊することになったのです。
究極の大いなる源は彼らを歓迎し、他の存在と同等に愛します。
創造主は、無条件で全てを愛しています。
最後には、必ず愛が勝ちます」
特使エレナより
シカールは自分たちが長いこと使ってきた騙す・欺くことによって、自分たちが自滅したのです。
彼らにとっては、苦い薬となりました。
彼らは本当に長いこと人々を騙し、奴隷にし、星や星系を侵略してきました。
だから、今回起こったことは当然だと思います。
第8領域にある彼らの暮らす基地についてですが、ここは彼らの大元の出身地とは異なりますが、基地を保有する場所です。
私たちが暮らす銀河の第4領域と第5領域から、ドラコたちは完全に排除されたので、今度は第8領域にフォーカスしていくことになるでしょう。
これがどうなるか、また様子を見ていきます。
残念ながらチェスゲームのように、帝国同士の戦いはまだまだ続きますが、シカールとの戦いはそんなに長くは続かないと思っています。
ナタル銀河の人々は、古傷から自分を癒すことに全力を注いでください。
宇宙の細胞である私たちが、病原体に感染したことになりますが、自分の意識と周波数を上げて、免疫力を高めていきましょう。
イアやタイエルも言っていたように、シカールやネブも創造主は同等に愛していて、彼らはゲームの中で役割を演じているのです。
宇宙の意識の進化のためです。
全てはポジティブなことです。
良い方向に進んでいることを信じてください。