新たに手にした再生医療と新製法エラスチンとが結びつき、進むべき未来が少しずつ見えてきましたが、まだまだ全体像は掴めません。
毎日オンラインセミナーをやりながら、新製法エラスチンをどのくらい飲んだらどんな結果が出るのか、また、化粧品原料となるパウダーはどのくらいの量でどんな結果が出るのか。
今回採用したエラスチンサプリメントはエラスチン100%のシンプルな処方だけに、エラスチンの持つ効果だけを見つけることが出来ました。
この回にサプリの中身などをご紹介しています。
事業再建の中で一番復活させたいのがエラスチン美容スクールでした。
全国300を超える取扱店のほとんどが、エラスチン美容スクールの受講生でしたし、そのうち100名はインストラクターの資格を高い受講料を支払って取得した人たちでした。
スクールは売れないからもうやりたくない。
誰かさんがそう言ってましたが、それはあまりにも身勝手だと激怒しました。
やると言ったことに人を巻き込み、お金までもらって
そのおかげでここまでやって来れたのですから、
それに、売れないのは自分のせいですし。
売れないからと身勝手になくしてしまうのは本当に無責任極まりないと思っていました。
もう必要ないと言われるインストラクターさんもいるかもしれませんが、会社が自分の都合でやめるのは絶対に違います。
ですので、真っ先にエラスチン美容スクールを復活させたかったのですが、エラスチン美容に必要なオールインワンゲルがなくては話になりません。
これまで4アイテムあったCOACERの商品が、サプリメントだけになり、私たちを信じて商品が発売されるまで根気よく待ってくださった、ありがたいお客様たちに応援していただきながら、地道にコツコツと積み重ねて、ようやくオールインワンゲルを開発できるところまでやって来ました。
届いた試作品を試してみて驚きました‼️
2020年7月の記事に少し書いていました。
ほんの少しでも伸びが良い上に、ものすごく浸透する。化粧品、特にオールインワンゲルのようなものは、伸びをよくしたり、保湿のためにカバーしたりする膜のような成分が入っているため、伸びと浸透の両方を実現するのはとても難しいことなんです。
そして、大事なのって使用感。
テクスチャーと言われるものですが、化粧品が良いとか悪いとか、第一印象で感じるのってここなんです。
でも、この使用感もとてつもなく良い!
ベトナムからのリモートでの商品開発ですから、細かな指示もできませんでしたが、初見でここまでのものを実感できるのであれば間違いないと、商品化することを決意しました。
しかし、時はコロナの第一波
マスクも消毒液も品切れで、私たちも医療関係者さんへベトナムの高品質なマスクを供給したりもしていました。
先行き不透明であらゆる海外からの資材も滞っている最中でしたので、日本国内での容器の手配に気の遠くなるような日数が必要でした。
その時思い出したのが、ベトナムで化粧品工場を紹介してくれた日系の印刷会社さん。
サプリメントの仮パッケージも素晴らしい仕上がりでしたし、あそこに頼めば間違いないだろうと、化粧品容器をお願いできないか訪ねてみました。
すぐにご用意できるものがいくつかありますと。
しかし、いろいろと検討している間に、在庫がはけてしまい、新たに製造が必要になったということで、1000本から注文できる容器の候補をいくつか送ってもらいました。
その中で一番良さそうなボトルを選び、
COACERのデザインをすべて担当するクリエティブチームにデザインを起こしていただきました。
デザインイメージですので、完成品とは違いますが、この方向でいこう!と決まりました。
納期も、日本で注文するよりもはるかに早い2ヶ月とこのことで、6月の末にはベトナムから日本に送られて、中身が充填され、納品される予定でした。
はじめてのお取引で、全額前金が発注の条件でしたが、経営再建中で資金も頼らなかったことから、一部、予約注文でお客様にご協力いただくことで、無事に発注することができました。
そして、ボトルの試作品も確認して、化粧品工場での充填確認もOKが出て、これならば大丈夫、さすが日系の会社さんだと安心していたのも束の間…いざ納品!という、数日前に印刷会社の担当の方から連絡が入りました。
「納品のリマインドを送っているが、容器工場と連絡が取れない!」
「ようやく連絡が取れたが、トラブルがあり再度作り直しになったから待って欲しいと言っている!」
なんか、大変なことになってました。
工場での充填スケジュールに変更になると、新たにラインをおさえる予約をすることになるので、再度そこから2ヶ月納期が伸びてしまいます。
蓋を開けてみると印刷会社は、直接工場とやりとりをしているのではなく、ブローカーに依頼をしていたのです。
しかも、工場も知らされず、現場の確認もできないと!
なので、いったいどうなってるのか?
どうなるのか?
まったく誰も分からない状態になっていました。
日系の会社であることで、すっかり安心しきっていました。
そうでなければ、私はもっと用心してきちんと全てを確認してではないと、信用しませんでしたから。
寿司屋での経営で、ベトナムのビジネススタイルをよく理解していたのにも関わらず、依頼したのが日系の会社だと言うことで、任せてしまっていたことを深く反省しました。
しかし、そんなことを言ってる場合ではありません。
商品を待ってくださってるお客様、しかも予約注文でお金を預けてくださっている。
充填のためにスケジュールを空けてくれている工場。
そして、それをサポートしてくださっている原料メーカーさん。
多くの人にご迷惑をかける事態となってしまいました。
印刷会社も責任を感じ、ブローカーを問いただしたところ、ようやく本当のことを聞き出すことができました。
「実は、最初の試作をしてくれた工場にその後断られ、まだどこにもボトルの製造を依頼できてなかった」
と言ったそうです。
あーあ…ベトナムあるあるやん。
でした。
長くベトナムで事業をされて来た日系の印刷会社。
担当者も日本人で、コミュニケーションにもストレスがなく、とても信頼していました。
社長は日本語堪能なやり手のベトナム人で、以前からの知り合いでした。
さすがの私もキレました。
どうにか責任を取って、早急に解決してください。
担当者のあなたには責任はないから、社長にきちんと仕事をするように伝えてください。
その後、容器の工場が見つかり、すぐに製造を依頼すると連絡がありました。
確実な納期はいつですか?
絶対にそれに間に合わせてください。
そこから、日本の化粧品工場の充填予約を取り直すことになりましたが、ボトルの完成は9月1日、そこから検品し日本に送るのに1週間ほどかかる予定だと。
当初の予定よりさらに2ヶ月先のスケジュールになりました。
今度こそはとその日をとにかく待ちましたが、さらに納期の直前に連絡が入りました。
「印刷時にトラブルがあり、印刷のし直しをしている。」
納期に遅れれば、さらにまた充填スケジュールを変更してもらわなくてはなりません。
さすがに工場も呆れ果てて、容器が確実に納品されてからスケジュールを確定しますということになってしまいました。
9月12日
商品を心待ちにしてくださっている方々が参加しているFacebookグループでこんな投稿をしていました。
直前になってまた連絡が入りました。
今度は、「容器を二日に分けて印刷をしたが、担当者が変わったために、印刷の色が違う」
もう、本当に嫌になりましたが、確認したところそこまでの違いがなかったので、予定通り日本に納品してもらうことになりました。
検品を行って送ります。
そう言われていたと思うのですが、無事に日本の工場に届いたと思ったのも束の間。
ほとんどの容器に不良があり、検査上不適合で使用することができません。
不良は以下の通りです。
写真はごく一部です。
ポンプにもキャップにも、まさかの箱にも!!
箱はその印刷会社が印刷して納品していました。
まさかの箱もでした。
ここまで待ちに待って、ようやくというところで全品使用不可ですって。
いつになったら、商品は納品されるのでしょうか。
長くなったので