私が日本の代表に戻る決意をして、それを発表したのはブログで!

発表は突然でしたが、復帰にあたり、経営再建をするために力を貸してほしいと、すでに会社を退職していた梶本にお願いをしていました。


その頃、梶本は実家のお父様を亡くしたばかりで、いろいろと忙しいけれど、麗子さんの力になりたいと復帰してくれることになりました。


また、ほかのスタッフにもあらかじめ伝えていました。


麗子さんが戻ってくれる!

長く働いていた金庫番のスタッフは、独立したご主人の手伝いをしたいと思いながらも、会社の大変な状況を見捨てるわけにもいかず、じっと静かに支えてくれていました。


ですので、私が復帰してしばらくして落ち着いてから、ご主人の会社に移ることになりました。


それまで待ってくれていて本当にありがたかったです。


前回の記事


この後には大きな波がやってくることがわかってはいたけれど、会社に戻ってからが大変でした。


まず、寿司屋を辞めないとすぐには戻れない。

そして、会社はもう火の車どころではありません。


発注のために、予約注文を取りお金を先払いしてもらっていたのにも関わらず、未払いがあり、それを支払わなければ納品されないという状況。


商品の在庫はほとんどありませんでした。


またさらには、予想していたとおりの動きをしてきました。


工場には、「もし彼女がおなじ商品を作りたいと言って来ても断ってください」とお願いしていましたが、工場の窓口となっている会社が、彼女に手を貸したのです。


工場の担当者さんも、窓口となっている会社の言うことに従うことになってますからと。


そして、同じものを作るのはまだ良いとしても、これまでの販売店に「グレイスクリエは潰れる、新しい会社で新しい商品を出すので、そちらから買ってほしい」と言って回ったそうです。


彼女は潰れると思っていたでしょうね!

彼女がそのままやっていたら間違いなく潰れていましたが、潰すわけにいかないと私が復帰したわけですし、そして、潰れてませんけどね。


私が任せていた1年少し、販売店や工場の窓口の会社が彼女についたことは、彼女のこれまでの努力の成果だとは思いますが、私たちにありもしない濡れ衣を着せて、捏造したストーリーをあたかも真実のように、それはそれは迫真の演技で「被害者」として美談を作り上げたことは許せません。


そして、顧客名簿を持ち出し、それを流用したことは、本来であれば犯罪となるのではないでしょうか?


そしてそこに関わる人たちは、目先の利益を優先して、誤った正義を振りかざし、これまで築き上げてきたものを奪うことを当然としたことに「同罪です」と投稿したこともありました。


会社がどんな状況であろうと経営再建させると決めたことで、そのために引き受けることは、どんなことでもなんとも思いませんでしたが、これまで関わった人たちが、自分たちで作った正義で奪っていくことはどうしても許せず、初めて悔し涙で呼吸困難になるほど号泣しました。


私のことはいいんです。

それをあえて受けることを覚悟して、最後の最後までまかせていたわけで、でも、会社の再建に動いてくれていたスタッフ達が、裏切った人たちからひどいことを言われたりすることが、何よりも悔しかったんです。


「商品がなくなったらこっちの生活が困る」

「いつまでも見苦しい」

辛くてそれ以上は覚えてません。


商品を発注できなくしたのはどなたでしょうか?

私にもちろん責任が在りますが、代表者であった人が突如被害者のように責任を転嫁して、裏切り行為を行うことに「仕方がない」と正当化するんでしょうか?


側から見ていた人たちは、呆れるばかりでしたが、

もちろん、私には特に肩入れすることなく

「清水さんが任せてたのだからしょうがないよ。清水さんなら必ず再建できると思いますから、気にせずに前に進みましょう!応援してますよ!」

と、当たり前の大人の反応でした。

変にうちよりになられて、相手を悪く言われても嬉しくないですが、分別のつく方々の当たり前の反応は何より嬉しいです。



予想していた通り、大きな波が来たのは、それから程なくしてからでした。


前回の記事で

大きな波が来る

その最後の堤防は、彼女が気がつくか振り落とされるか。

と書いてましたが、


彼女は残念ながら気がつくこともなく、さらに魔が差したのにも気がつかず、同じような商品を作り、あり得ない行動を取って、何食わぬ顔でエラスチン美容を名乗っているのをよそに、


そこから、私たちが正しかったのだと証明してくれる出来事が次々と起こり続けました。


ようやく帰国できた2019年8月

金庫番のしーこちゃん卒業式


みんな涙で泣き腫らした顔での集合写真です。

しーこちゃんは今でも心の拠り所、我が社の名誉スタッフです。


本当にありがとう😭



23につづく



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