昔々、あるところに一人の女の子がいました
彼女は人を愛することを知らず、また、愛されることも知りません。
まして、異性という人種に拒否反応を起こしてしまいます。
そして、何より彼女が一番怖がっているのは、人を好きになってしまうこと
想いが通じると思えず、ただただ影から眺める日々
自分が幸せにならずとも、愛する人が幸せなのなら、自分の身をいつでもひく女の子です。
そんな彼女に転機が訪れました
彼女も人間です。また人に心を奪われてしまいました
その人にはすでに恋人がいました
当然、女の子は自分の気持ちを押し殺しました。
彼が幸せなら、それでイイ
そう想い、影から眺める日々
そんなある日、彼女は彼に呼び出されます
何が起こったのかさっぱりわからず、ただ彼を見つめていると
「君は僕のことがすきなんだね?」
彼は真っ直ぐと、その瞳に彼女を移しながら、静かに口を開きました
彼女は驚きました。
いつも影から見つめていたのに、自分の想いがバレてしまった
「そんなことありません」
そう答えれば、茨の道など通らず歩いていける
だが、彼女は今まで押し殺していた分、耐え切れなかった
「好きです。愛しています。貴方に想い人がいると知っていても」
そう、答えてしまいました。
数秒の沈黙、彼女は自分の発した言の葉に後悔しました
すると、ふと自分の唇に感じる柔らかな体温。今までに体感したことのない感触
目の前には、愛する彼が。そして、自分の顔にかかる愛する人の吐息。
心臓が一瞬だけ、ほんの一瞬だけ止まった気がいたしました。
「浮気だよ?いいのかい?」
それは悪魔のささやき。今まで自分が我慢していたことがすべて水の泡になってしまう
彼女は悩みました。ですが、彼女はもう、我慢ができなかった
「かまいません」
首筋に感じるねっとりとした舌の感触。その瞬間にもれる吐息
彼女が女の子から「女」になったとき。
どうしてでしょう。
いけないことをしているのに、湧き上がる感情
それは「幸福」
彼女はそれからというもの。悪魔の囁き。そう、あの一期一会から人生が変わりました
少女は大きな勘違いをしてしまします。
人に愛される事を知らずに育った。その過去の所為で、あのとき感じた幸福は抱かれることだと…
彼女は、幸せになるために何人もの人と肌を重ねました
そのたび、幸福を感じ。今自分がいるこの世界を愛しました。
そう、これでイイのだと
彼女は自分に言い聞かせていたのかもしれません。
ですが、また彼女に人生の一期一会が訪れます
また、新たに愛する人ができたのです。
ですが、まだ彼女は勘違いしています。
彼女は彼と出会い、その場で抱かれようとしました。
「さぁ、私をお抱きください」
ですが、彼は拒みました。彼女は戸惑います。彼は私に幸せをくださらないと…
「私は、君を抱かなくても幸せです。そばにいてくださるなら」
その瞬間、彼女の中で何かがはじけました
初めて言われた言葉。
ずっと言ってほしかった言葉。
そう、抱かれないといわれなかった言葉。
でも、ただ、いつ、なんどきでも言われたかった言葉
-…愛してる…-
彼女はその瞳から涙を流しました
あぁ、これが…これこそが【幸福】なのだと…
彼女は誓いました
私に真の幸せを教えてくださった、この方に一生ついていこうと…
…と、まぁ
これが私がRと付き合った理由ww
長すぎ?w