歩いて走って登って、毎日ビールか日本酒。

歩いて走って登って、毎日ビールか日本酒。

体を動かすのは好きなのです。
体を動かした日でも。
動かさない日でも。
・・・ついつい今日もまたビール&日本酒をグッと。


                          

 

 

***前回の記事、その23より続きです***

 

本日伊勢参宮街道のスタートはなんとなく昭和のターミナル感を残してる雰囲気の津駅です。

 

歩きだしてすぐに片側3車線計6車線の横断歩道を渡ります、こんなに長い横断なのに信号無しぃ!

今は交通量は少なかったから難なく渡れましたがいつもはどうなん?

 

駅近市街地ですがお寺が多いのは街道の名残でしょう。

 

聖徳太子も来たというこちらのお寺、初馬寺であさイチ参拝。

 

太子さんここで病気療養、なのに仏像彫刻、ちゃんと休まないといけないですよ。

 

 

伊勢藤堂家の領内に入った事を感じさせるポスター。

 

続いての大きなお寺が四天王寺

ここもやはり聖徳太子ゆかりのお寺。

 

 

信長さんのおかあさまと高虎さんのおくさまのお墓のあるお寺、せっかくの機会なので手を合わせてきました。

他にも藤堂の名の大きな五輪塔のお墓がいくつもありました。

 

安濃川を塔世橋で渡ります。

 

南詰の欄干に戦争の爪痕が残るということでどこでしょうか・・・解説板がありました。

若干わかりにくいですがこのえぐれた所がそうなのかな。

 

塔世橋からしばらく国道23号を歩きます、この道も広い。

 

ナナメに分かれる道があり街道ウォーカーは自然に旧道ッぽく見える右に誘われそうになりますが、入りかけて一応地図を確認するとここは横断歩道で左に渡らねばいけない場所でした。

 

松坂肉の朝日屋、行列のできるお肉屋さんです。

その行列は帰省時に前を車で通る時に何度も見てますがまだ入ったことはありません。

流石にお土産に肉は持って帰れませんし、まだ開店前でした笑。

 

ちょっとこのあたり道がコタコタ曲がります。

なんか、津って道が広いような。

 

平治煎餅さんの本店も開店前、前回帰り際に駅で買っておいたのは正解でした。

 

この辻の奥に・・・見えました、津観音

立派な道標も建っています。

 

しかし!参拝前に道標鑑賞を。

 

すぐこうのあみだ

左げこうみち


・・・すぐ(まっすぐ) 国府の阿弥陀

・・・左 下向道

 

わかりにくいですがこんな内容です。

下向とは伊勢参宮からの帰り道という事。

「み」はまだわかりますがこの「げ」のくずし字は難しいですね、これは「希」のくずし字でちょっと読めないですね。

いちばん上の部分に方角が方位磁針的デザインで書かれてるのが親切です。

道標での東西南北って向いた方向なのか背中の方向なのか迷いますし。

 

この面は方位のみ。

 

右 さんくうみち

左 こうのあみだ

 

明治二十五年の道標です。

 

朝の寺社は清々しいですね、暑いけれどもまあだいぶ気温も落ち着いてきたし。

 

ご苦労様です、おはようございます、通りますね。

 

 

撫で石という石が門に置かれています、石を撫でた手で悪い場所を撫でろとのことなので、体中を撫でておきます。

 

高々と五重塔。

 

津観音は残念ながら空襲で焼けてしまっているんで建物は新しいですが金属製の物は残ったのかな。青銅製のものが目につきました。

 

手水も。

 

天水鉢は「江戸釘鐵銅物問屋中」とあります、遠く江戸の人の寄進。

屋号や名前がズラリと並んでいて面白いものです。

 

 

江戸時代の鋳物師さんの作った御本尊のレプリカ。

 

徳川家康側室お奈津の方の共同出資の鐘。

 

 

狛犬も青銅。

 

 

素晴らしい本堂天井絵も見て下さい。

 

お守りをいただき無事津観音参拝。

津島神社、多度大社に続いてのお伊勢参りで立ち寄らねば片参りになっちゃうよ寺社参拝です。

 

門前あたりは夜の町の雰囲気もある町ですがやはりやや寂しい雰囲気が漂っています。

江戸時代からずっと賑わってきた町ですが時代の流れか。

 

 

ですがそんな立地だからこそ老舗の和菓子屋さんがあり〼。

玉𠮷餅店さん、店構えはピッカピカですが江戸時代創業の街道のお餅屋さん。

ところでHPのお品書きページに「津ぅ名物」と書かれています。

我が家のGMも三重出身ですが「津」は「つぅ」と発音します。

 

江戸時代の旅人も食べた「けいらん」というお餅をお土産に買い込んで・・・そして。

奇麗な店内ですが真ん中に焼き場があります。

 

ここで注文するとですぐに焼いて食べさせていただけるのが「みたらし」と「やじろ」というお団子。

これは「やじろ」の方でうるち米ともち米を混ぜてついたお餅を焼いたものだそうです。

お店であつあつでいただきました、しまった、食べ比べておけばよかった。

 

朝から美味しいお団子でパワーアップして歩きだします、昔の旅人の気分です。

実は開店時間に合わせて津観音でかなりゆっくり時間を潰してました。

挽回せねば。

 

交差する道はやはりやけに広いよね。

 

仏壇屋さんを守る仁王さまに見送られます。

 

津の町中には旧地名の表示解説。

これは歴史のある町名、消えちゃったの?

 

分部町、上野の殿様の地名、城下に屋敷があったのかも?

 

津の百貨店、松菱の裏手を通りすぎ。

 

岩田川を岩田橋で渡ります。

 

下流側に赤い欄干の橋が見えるのは車で通る時から知っていて、あっちが街道だと思ってましたが違ったのか。

あちらは観音橋という名前の橋です。

三重県に入り養老山系から流れ出るいくつの川を渡ったでしょうか?

岩田橋を渡りつつ、続きます。

 

お土産の「けいらん」、美味しくいただきました。

 

お守り3つめ。