今朝のベランダ気温9℃
もっと低いかと思ったけど・・・
ここから気温は上がらないのかもしれないですね
温かくして仕事へ行ってきます
(*^^*)
満天のゴール 藤岡陽子著 小学館文庫
奈緒は夫と息子・涼介と3人で幸せに暮らしているつもりでしたが、夫の裏切りが
わかり、十歳の涼介を連れて故郷・京都丹後地方に帰ってきました
父とは上手く会話も進まない、そんな中、父が事故にあい地元の海生病院に入院
そこは奈緒にとって辛い記憶のある近づきたくない病院でした
また路上で倒れていた同じ集落に住む老婆・早川を助け仲良くなります
ペーパーナースだった奈緒はこの地で生きていくために海生病院でナースとして
父を助けてくれた医師・三上と一緒に働くことになります
医療過疎地域で医師として日々奮闘している三上には暗い孤独な過去がありました
仲良くなった老婆・早川は生きる気力も無くしていました
「読んでいいよ」と早川から涼介に渡された日記には
重大な秘密が隠されていました
涼介の子どもらしく遠慮ない素直な発言と行動も大人たちに影響を与えていきます
奈緒、三上、早川、それぞれの過去が次第に明らかになり・・・
早川は満天のゴールを迎えることになります
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人生のゴールをどう迎えるのか・・・
本人の希望と家族への気遣い、家族の思いとそれぞれの事情・・・
どうすることが正解!と簡単に答えが出せることではないですね
巻末には、地域医療と在宅看取りに奔走されている医師と
現役看護師の著者の対談が掲載されています
その人の生きざまが死にざまに反映される
この言葉が心に残りました
どう生きるのか・・・そして、どんなゴールにしたいのか
考えさせられる本でした
「きのうのオレンジ」に続きタオル必須
NHKでドラマになっていたようです
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今日もお付き合いいただきありがとうございました
ご機嫌な一日になりますように(^^♪