今は晴れていますが
天気は下り坂な予報
午前中に動いておこう!
ツバキ文具店 小川糸著 幻冬舎文庫
鳩子は、鎌倉で小さな文具店を営むかたわら、依頼人に変わって手紙を代書する
請け負いしています。
母のいない鳩子は先代(祖母)に厳しく育てられました。そんな祖母に反発して
家を出た鳩子は先代祖母が亡くなるときにも帰って来ませんでした
鎌倉の家を引き継ぎ、先代祖母が営んでいた文具店と手紙の代書を再開させます
友人へ絶縁状、借金の断り、亡き父から手紙を待ち続けてる母への手紙など依頼は
さまざまです。文面はもちろんのこと、どのような紙に どのペンで インクの色は、
どんな書体で書くのか、封の仕方、切手の柄など、どうすることが依頼人の思いを
相手に伝えることが出来るのか 思い巡らし考えていきます
依頼人の心に寄り添う代書するうちに、打ち解けあえなかった先代の想い、
祖母としての先代への想いに気づいていきます
台所の壁に貼り付けてある先代が書いた標語
「春苦味、夏は酢の物、秋辛味、冬は油と心して食え」
なるほど!って思いました。
食べ物の話だけではないのですけれどね(^^;
鎌倉の暮らしの日々と重なりつつ、物語は進んでいきます
昔、よく鎌倉を巡っていたので懐かしさもありました
依頼人からの下書きがあるわけではなく、
話を聴いて依頼人の気持ちに寄り添って手紙を書く
この姿勢って、
話を聴きながら、その方の言葉にならない思いを
受け取るのは大変なこと
新たな出会いもあって
続編があるので楽しみです(^^♪
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今日もお付き合いいただきありがとうございました
ご機嫌な一日になりますように(^^♪