読書記録
オレンジの羊さんは以前いただいたニュージーランドのお土産
ピンクッションと言われたけど可哀そうで針はさせません(^^;
突然の登場は、羊毛のふわふわな話を読んで思い出したので
(*^^*)
雲を紡ぐ 伊吹有喜著 文春文庫
不登校になった女子高生美緒、会ったことのない祖父と祖母がお宮参りに染めて織って
送ってくれた赤いショールにいつも包まって閉じこもっています
ある日、SNSで自分の不登校のせいで教師である母へ批判あることを知り、学校へ行こ
うとしますが行けずに家族関係がうまくいかず祖父の住む赤いショールの生まれた盛岡
へ家出。祖父はそこで羊毛を手作業で染め紡いで織る工房を営んでいます。美緒はそこ
で手伝ううち自分の色を見つけ染め織ってみたいと思うようになり、ゆっくりゆっくり
自分の色を見つけていきます
ゆっくり待ってくれる祖父の存在は大きいものでした
自分で決められない、自分の思いを言葉に出来ない、家を飛び出す・・・
何だか私の若いころに似てるなーと思いながら読みました
決められなかった過去の話を友達にしたら
「”決められない”って、決めないことを決めたじゃん」って言われて、
なるほどー!考え方次第と思ったことを思い出しました
決めようが決められなかろうが、生きてることが大事!ねっ
今日もいいお日和になりますように
(*^^*)