7月の読書記録
海が見える家 はらだみずき著 小学館文庫
ワケあって入社1か月で会社を辞めた直後、久しく会っていなかった父の死を見知らぬ男からの
電話で知らされる。家族に残されたのは丘の上にある海の家。その家を処分するために遺品整
理を始めたことで知らなかった父の姿が見えてくる。父を変えた言葉は・・・そして、豊かな自然が
残る海辺の暮らしから大きな力を得ていく
『自分で納得していない人生なんてまったく意味がない』
カラーひよことコーヒー豆 小川洋子著 小学館文庫
静かでミステリアスな世界観を感じるお話に惹かれて小川さんの本を読み続けていた時期が
ありました。今回はエッセイ、うんうんと思ったり、そう考えるのねと思ったり・・・身近に感じられて
読んで良かったと思いました
今は見なくなったけど、ピンクとか水色のカラーひよこ、縁日で売られていましたよね。
「思い出を作ろうとして躍起になるよりも、時には既にある思い出の中に隠れた喜びが
ないかどうか探ってみるのもいいかもしれない」
DAY to DAY (7月22日up)
お寺の掲示板(7月20日up)
やっぱり食べに行こう 原田マハ著
食べ物にまつわるエッセイ。楽しい
百花(h y a k k a) 川村元気著
母と息子、二人で生きてきた。その母が認知症になり記憶が消えていく中、息子は忘れていた
記憶を思い出していく・・・
「また母が遠くへ行ってそまいそうな気がした。あの時のように」 二人の間にあった空白の時
あえて避けてきたわけではないけれど、そこに触れることで見えてくる思いは簡単に言葉には
出来そうにありません
失われていく記憶の中生きていく不安・・・片や忘れられてしまうかもしれないと思う不安・・・
みんな不安なのだと思います
義母も認知症、記憶が曖昧な時があって義母と重ねて読んでしまいました
最後までお読みいただきありがとうございました
(*^^*)