エンド・オブ・ライフ
涙で読み終わりました
佐々涼子著
2020年本屋大賞ノンフィクション本大賞受賞(購入時はまだ受賞が決まっていませんでした)
200名の患者を看取った看護師が自らの死をどう受け入れていくのか・・・
他の家族を含め 在宅での終末期医療が描かれています
「人は病気になってから変わるというのはなかなかありません。たいていは生きてきたように死ぬんです」
「医療の選択肢が多いのは残酷でもあります。誰だって奇跡が見たい」
「死ぬ人と決めつけられて、そういう目で見られる…そんな接し方をされると生きるエネルギーが削がれてしまう」
人は何に癒され、どんな治療を受けるのか。何を信じて、どう死んでいくのか。唯一絶対の正解などどこにもなかった
読みながら・・・自分だったら・・・家族がそうなったら・・・いろいろ考える
家族が在宅を望んだら出来るだけそうしてあげたいと思う。でも もしも治療して生きる道があるのにそれを望まなかったとき その考えを受け入れられるのか・・・
私は猫が姿を消すように人知れず逝きたいかも・・・今の時代、そんなこと家族に迷惑で無理だけど(^^;
著者:佐々さんが書かれたようにどんな形を選んでも絶対の正解はないのだと知る
この本に書かれた人たちの最後・・・ステキな人たちとの出会いに恵まれたからだと思ってしまう。。。
「生きてきたように死ぬんです」
その言葉が読み終わって少し経つのに心に響いています
私はどう生きているんだろう・・・
最後までお読みいただきありがとうございました
笑顔で良い一日になりますように
(*^^*)