12月2日(土) 移植後85日目です
11月9日(木)に退院したので、もうじき1ヶ月がきます
現在私が内服している薬をお伝えしたいと思います。
1. プログラフ顆粒 1包0.2mg
・1日2回 8時と20時 に1回2包
・免疫抑制剤
・拒絶反応を抑えて、移植手術を助ける
・移植をするとドナーさんのリンパ球 が患者(私)の体を「他人」と認識して攻撃することで様々な症状が起きます
このGVHG (移植片対宿主病)の拒絶反応を抑えたり重症化を防ぐ
・移植後はしばらくこの薬剤の点滴をしていましたが、今は内服薬になって飲んでいます
2. タクロリムス カプセル 0.5mg
・1日2回 8時と20時
・免疫抑制剤
・拒絶反応を抑えて、移植手術を助ける
・移植をするとドナーさんのリンパ球 が患者(私)の体を「他人」と認識して攻撃することで様々な症状が起きます
このGVHG (移植片対宿主病)の拒絶反応を抑えたり重症化を防ぐ
・移植後はしばらくこの薬剤の点滴をしていましたが、今は内服薬になって飲んでいます
3. ツムラ 六君子湯(りっくんしとう)
1包2.5g
・漢方薬です
・1日2回 朝食直前/夕食直前
・胃腸虚弱、食欲不振、胃痛、嘔吐等に効果
4. ダイフェン配合錠 0.5錠
・1週間に3回(月、水、金) 朝食後
・細菌による感染症の治療薬
・細菌の発育を阻害することにより、細菌を殺す
・呼吸器系や尿路系などの感染症に用いる
5. ウルソデオキシコール酸錠
1回3錠(1錠は100mg)
・1日3回 朝食後/昼食後/夕食後
・消化器系に作用する薬
・肝臓からの肝汁分泌を促進して、胆のうからの胆汁の流れをよくします
6.【上部用】ベクロメタゾン散 1包1mg
・1日3回 朝食後/昼食後/夕食後
・院内調剤
・ステロイド
7.【腸溶性】ベクロメタゾン カプセル
1カプセル1mg
・1日3回 朝食後/昼食後/夕食後
・院内調剤
・ステロイド
8. プレドニン錠 2.5mg
・1日2回 朝食後/夕食後
・合成副腎皮質ホルモン剤
・炎症を抑えアレルギー性の病気を抑える
9. アムロジピン OD錠 2.5mg
・1日2回 朝食後/夕食後
・血圧を下げたり、狭心症の発作を予防したり緩和する
・末梢血管拡張作用もあるので、血圧を下げる
10. オーグメンチン配合錠 250RS
(RSはレギュラーサイズの略称)
・1日2回 朝食後/夕食後
・抗生物質で細菌による感染症の治療薬
・皮膚、呼吸器系、泌尿生殖器系などの感染症に広く用いられる
11. クレセンバ カプセル
1回2カプセル(1カプセル100mg)
・1日1回 夕食後
・カビによる感染症の治療薬
・カビの発育を妨げる作用があり、身体の中に吸収されると全身の臓器に到達して、全身性のカビの感染症に効果
12. エソメプラゾールカプセル 20mg
・1日1回 夕食後
・消化器系に作用する薬
・胃酸の過剰な分泌を抑えて、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃液の逆流によっておこる食道炎などの治療に用いられる
13. アシクロビル錠 0.5錠/100mg
・1日1回 夕食後
・ウイルスによる感染症の治療薬
・単純ヘルペスウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス等の繁殖を防ぐ
14. プレバイミス錠 240mg
・1日1回 就寝前
・抗ウイルス剤
・サイトメガロウイルスによる感染症を予防
以上が現時点での内服薬です
6番と7番だけ病院内の院内調剤で、あとの薬は全て病院近くの薬局での院外調剤です
退院後の最初の通院での院外薬局での薬代は、約6万円でした![]()
また朝食後や夕食後の薬を飲む時は、ペットボトル1本(560ml)は使います
水道水で飲んではダメなんです![]()
参考記事をに貼り付けています![]()
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移植片対宿主病とは
移植片対宿主病(GVHD)は同種造血幹細胞移植時に輸注される造血幹細胞浮遊液中に含まれるドナー由来のリンパ球が引き起こす合併症です。移植をしていない場合は、体に入ってきた微生物や異物はリンパ球によって体の外に排除されます。この体を守ろうとする働き(生体防御機能)は免疫と呼ばれています。移植患者さんの場合はこれに加えて、移植後に生着したドナー由来のリンパ球が患者さんの正常細胞を異物として認識して攻撃してしまいます。この現象をGVHDと呼びます。
GVHDは、造血幹細胞浮遊液中に含まれるドナー由来のT細胞が活性化され、炎症性サイトカインが放出されることで発症します。そしてこのGVHDは患者とドナーのヒト白血球抗原(HLA)の組み合わせの違いに関係します。そのため、患者さんごとに、十分に検査をしてそれに対応した予防法を計画することが必要となります。一般にGVHDはその特徴的な症状から診断されますが、おおよそ移植後6-30日ころにおこる急性GVHDと移植後3ヶ月以降に発症する慢性GVHDに分けられます。移植後のこの時期は、サイトメガロウイルス感染症や血栓性微小血管障害症などが起こりやすく、治療法を決めるために、病変部位の生検を行って原因を確定することが重要です。
急性GVHDの予防
一般的には免疫抑制剤であるシクロスポリンあるいはタクロリムスにメソトレキセートを併用する方法が標準的GVHD予防として用いられています。
※詳細は「免疫抑制療法について」を参照
急性GVHDの治療
急性GVHDは軽症の場合にはシクロスポリンやタクロリムスの血中濃度を測り適正な濃度に調節し、また皮膚病変に対してはステロイド外用薬などの局所療法を行います。一方、中等症以上のGVHDでは初期治療としてステロイドを追加します。重症以上のGVHDではステロイドの治療効果が不十分であることが多く、二次治療としてステロイドパルス療法、ミコフェノール酸モフェチル(保険審査上認められています)、抗胸腺細胞グロブリン(ATG)、抗組織壊死因子(TNF)製剤、ヒト間葉系幹細胞(テムセルR)、体外循環光療法(ECP、現在、国内では未承認薬です)などの治療が検討されます。これらの免疫抑制療法によって日和見感染症を合併したり、臓器障害が出現する可能性もあるため十分な注意が必要となります。治療法は患者さんの全身状態や治療歴によって調節する必要がありますので、詳しくは主治医にご相談ください。
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ダラダラと長いブログになってしまいましたが、本日も最後までお読みいただき、有り難うございました🙇