四葉に片思いのつぶやき -9ページ目

枕元のラブレター 第三話

婚約期間 6ヶ月

新婚期間 1年、、、、、、?

そのつづきが 6年


子供は なし つくらなかったわけではないけど、、、、


つくろうとしたわけ でもない、、、、。


いたら良かったのか、、、、

いなくてよかったのか。


まあ、ハムレットほど深刻ではないのだけれど。

ハムレットが深刻なのかどうか、、、、 彼なら知っていたかも、、、、



「10年、、、、か、、、」


「短かった、、、、のかな、 やっぱり」


ただ付き合っているだけなら、10年は長く感じるかもしれないけど。




その間、 泣いている彼を 何度も見たことがあった。



映画を観て 泣き

テレビを観て 泣き

本を読んで 泣き


このときは、 それと まったく違った涙だった、、、、



男の人の 「悔し涙」 初めてだった、、、、、。




つづく


枕元のラブレター 第二話

二人の出会いはごく普通。


同じ大学の同じ学年、同じサークルだったことが当時最大の共通点。


初めは特に意識することはなかったと、、、思う。


いつの間にか、彼と一緒にいると楽しいな、と感じるようになり、


気が付けば好きになっていた。



彼の話は特に面白かった。


今思えば、中身のあることではなく、本当のことなのか、作り話なのか、、、、


その辺りは、とても曖昧な感じがしていたが、それを差し引いても、、、、


人を惹きつけるものがあったのは確かだ。



二人は就職氷河期の中、なんとか落ち着き、


一年が過ぎた、、、、、。


なんとなく、そんな雰囲気はあった。


そんな話も冗談半分には出ていた、、、、。


その時を心待ちに、、、、していた。正直に言えば、、、。



8月、、、24度目の私の誕生日の少し前、、、、


今思えば、誕生日じゃなくて、その前? 何か理由はあるのかな、、、、。



後で聞いた話だけど、誕生日まで待てなかったらしい。


夜眠れなくなるくらい、、、、繰り返しシュミレーションをしたらしい。


そして、、、待ちきれなくなったって、、、。


その話がまた、彼らしい。




つづく

枕元のラブレター 第一話

「奥様、、、、」


この数ヶ月、主人を担当していた看護師が、大事そうに何かを両手に持ち、こちらに近づいてきた。




ちょうど2年前から受け始めた人間ドック。 本人は形だけのつもりだった。


私自身も同じようなもの。 


その先に、、、、待ち受けているものがあるなんて、、、、、 考えもしなかった。




嘘をついた少年のように、その嘘で大事な人を傷つけた少年のように、


あの人は、部屋の隅で膝を抱え、泣いていた。



「ごめん、、、こんなことになるなんて、、、 本当にごめん」


「、、、、、、、、」


「あの約束、、、、守れそうにない。」





つづく