アクアマリンに風吹かず(2) | ごまめが歯ぎしりをやめる日

ごまめが歯ぎしりをやめる日

くだらない事をうだうだと書ける今日という日に、心から感謝。

最初の給水所。



「水はありません!」 ← ボランティアの声


→2分ほど粘って、なんとかコップ半分の水を得る。




アクアライン前、次の給水所。



「水はありません!!」 ← ボランティアに参加していたSHERRYの声


→ここでも2分ほど粘って、コップ1杯。




気温24度で無風。

次の給水は橋を渡りきった5km以上先の「うみほたる」までない。


アクアラインを渡る前に少しでも水を摂っておかないと、

という怖さがあったので、なんとか最低限の給水を行う。



たしかにアクアラインの橋の上を走るのは気持ちよかったのだが、

想像以上のアップダウンと、気持ち悪いくらいの無風(吹き流しが

ビクとも動かない)が往復ずっと続く光景は不気味にも感じて、


アクアラインを降りる頃には、かなり脚を使ってしまう。

まだ中間点にも達していないのに、結構な疲労感。



このレースのメインともいえる場所を通り過ぎたものの、

残りはまだ20km以上ある。歩き出す人も増えてきた。



主に市街地を走る後半戦だが、

木更津のアウトレットやショッピングモールなどは通過するものの

多くは田園や住宅地となり、風景としては「我慢」の時間が多くなる。



それでも、沿道の応援がものすごく温かかった。

学校の前を通るたび、生徒や児童たちが1列になって

声援を送り、ハイタッチを求めてくれる。



36km過ぎの清見台も、ものすごい人だった。

前を見るとほぼ全員歩いていたが、もともと坂にそれほど抵抗がない

私は「いい練習の機会」と思い、しっかりフォームを確認しながら

駆け上がる。上り坂でのゴボウ抜きは気持ちがいい。



40kmを過ぎても、ハイタッチの波は続く。ありがたいことだ。

救急車が右往左往し、熱中症で倒れる人、気を失う人も含めて

側道で係員の手当を受けるランナーもだんだんと増えてくる中、

水分と同じくらいに沿道の応援は力になり、励みになる。



結局、4時間57分でゴール。

20分のロスがあったのでネットでは4時間37分という時計だったが、

シーズンの入りでこれだけの過酷な条件(市民マラソンで完走率73.8%

というのは、初心者が多かったとしてもかなり低い・・・)だから、

無事完走だけでも良しとしなければ。



第1回大会ゆえの不安定さも覚悟の上だったので、

アクアラインの上を走れたというだけで記念になる大会。



しかし、かなりの交通規制を含めて大分無理をして

走らせたなぁという気もして、来年やれるのかね。。。



ともかく、色々な意味で厳しいタフなマラソンの幕が閉じたのでした。