最初の給水所。
「水はありません!」 ← ボランティアの声
→2分ほど粘って、なんとかコップ半分の水を得る。
アクアライン前、次の給水所。
「水はありません!!」 ← ボランティアに参加していたSHERRYの声
→ここでも2分ほど粘って、コップ1杯。
気温24度で無風。
次の給水は橋を渡りきった5km以上先の「うみほたる」までない。
アクアラインを渡る前に少しでも水を摂っておかないと、
という怖さがあったので、なんとか最低限の給水を行う。
たしかにアクアラインの橋の上を走るのは気持ちよかったのだが、
想像以上のアップダウンと、気持ち悪いくらいの無風(吹き流しが
ビクとも動かない)が往復ずっと続く光景は不気味にも感じて、
アクアラインを降りる頃には、かなり脚を使ってしまう。
まだ中間点にも達していないのに、結構な疲労感。
このレースのメインともいえる場所を通り過ぎたものの、
残りはまだ20km以上ある。歩き出す人も増えてきた。
主に市街地を走る後半戦だが、
木更津のアウトレットやショッピングモールなどは通過するものの
多くは田園や住宅地となり、風景としては「我慢」の時間が多くなる。
それでも、沿道の応援がものすごく温かかった。
学校の前を通るたび、生徒や児童たちが1列になって
声援を送り、ハイタッチを求めてくれる。
36km過ぎの清見台も、ものすごい人だった。
前を見るとほぼ全員歩いていたが、もともと坂にそれほど抵抗がない
私は「いい練習の機会」と思い、しっかりフォームを確認しながら
駆け上がる。上り坂でのゴボウ抜きは気持ちがいい。
40kmを過ぎても、ハイタッチの波は続く。ありがたいことだ。
救急車が右往左往し、熱中症で倒れる人、気を失う人も含めて
側道で係員の手当を受けるランナーもだんだんと増えてくる中、
水分と同じくらいに沿道の応援は力になり、励みになる。
結局、4時間57分でゴール。
20分のロスがあったのでネットでは4時間37分という時計だったが、
シーズンの入りでこれだけの過酷な条件(市民マラソンで完走率73.8%
というのは、初心者が多かったとしてもかなり低い・・・)だから、
無事完走だけでも良しとしなければ。
第1回大会ゆえの不安定さも覚悟の上だったので、
アクアラインの上を走れたというだけで記念になる大会。
しかし、かなりの交通規制を含めて大分無理をして
走らせたなぁという気もして、来年やれるのかね。。。
ともかく、色々な意味で厳しいタフなマラソンの幕が閉じたのでした。