100さつ読書日記 | 小学校での読み聞かせ活動記録

100さつ読書日記

フィンランドメソッド普及会, 北川 達夫
親子で書こう!100さつ読書日記―フィンランド・メソッドで本がすきになる

望海さんのブログ『本を読む子に育ったよ』 で紹介されていた本です。


表紙に書いてある通り、4歳~小学生が読むのに適した


絵本や童話が100冊紹介されています。


紹介した作品の表紙のシールが100枚ついていて、


読み終わった作品のシールを貼って、


読書した日と題名と作者名と一行ほどの感想を書く


読書記録帳になっています。



『おだんごぱん』や『かさじぞう』などの昔話から


『バムとケロのにちようび』や『ぼく おかあさんのこと・・・』などの


最近の絵本。


『くまの子ウーフ』や『ちいさいももちゃん』程度の幼年童話まで


なるほど・・・とうなってしまいたい作品や


えっっっ。これが入ったかぁ。と楽しませてもらいました。


自慢じゃないけど、既読作品は60以上ありました。


次女は、もう少し少なかったけど私が知らない作品を知っていて


驚きました。「何故???」


「あたり前じゃん、ママ。学校だよ。」


ほ~う。そういえば、昨年の夏から2年間という期限つきで、


市立図書館から小学校に600冊の児童書が貸与されていたんだった。


何ヶ月か毎に入れ替えて各クラスに配架しているって聞いたっけ。


流石は、図書館。なかなか良い選書をしているみたいです。



このフィンランド・メソッドで選択した絵本と


かなりの割合で市立図書館が小学生に推薦する絵本・児童書と


合致することを考えると、この作品の意図するところは


学習的で自立的な読書活動の推進というところではないでしょうか。



そういえば、学校が期待する読み聞かせの効用は


子どもたちが読書好きになるための方策の一つでしたものね。


全面的に否定はしませんが、、、


どんなに熱心に読み聞かせをしたって、


本が嫌いな子は、例外的に好きになってくれる子どももいますが


ほとんどは、それだけで急に読書好きになんてなる訳がないのです。



私達が活動しているのは、


子どもたちが多くの大人とかかわり合い、


時間や空間を共有することで、


人と人とのつながりの幅を拡げることを目的にしているのです。


それが、たまたま「絵本」という媒体を通すものだっただけです。


学校側が、「毎週○曜日の朝はけん玉をしましょう。」という


方針を打ち立てていたら、私達の団体は


「けん玉遊びボランティア」になっていたと思います。



丁度、朝読書が流行していて、学校側がもろ手を挙げて


「読み聞かせボランティアをしてくれるならお願いします。」と


歓迎してくれたので、立ち上がった団体だったのです。



週に一回、たった20分という数少ない機会ですから、


最大限に有効に活用するため、


なるべく良いといわれる作品を選ぶ事は


やぶさかではありません。


読み聞かせのお陰で読書が好きになった子どもも少なからずいます。


静かに座ってお話を聞ける子どもが増えてきたという声も聞きます。


先生方の間でも、熱心な方も増えてきました。


でも、一番の効果は


「あっ。この間、本をよんでくれた人だ。」と子どもたちが


にこにこしながら声をかけてくれるようになった事なのです。


「やってて良かった読み聞かせ」と思う瞬間であり醍醐味ですね。

フィンランドメソッド普及会, 北川 達夫
小学生100冊読書日記―フィンランド・メソッドで本が好きになる

こちらは少し上級生向きのようです。


100冊読書日記-4歳から小学生がクリアできたら・・・


手にとってみようと思っています。